新刊:『「働くこと」を社会学する 産業・労働社会学』
小川慎一 (横浜国立大学教授)・山田信行 (駒澤大学教授)・金野美奈子 (東京女子大学教授)・山下充 (明治大学准教授)/著
有斐閣アルマ Specialized
2015年03月刊
四六判並製カバー付 , 356ページ
定価 2,484円(本体 2,300円)
ISBN 978-4-641-22043-0
◆自分にとって「仕事」とは何か? 社会にとって「働く」とはどういうことか?◆
非正規雇用の増大や,若者の就職の厳しさ,ワークライフバランスなど,働き方や働く人をとりまく環境が注目を集めている。「働くこと」をめぐる個人と社会のかかわり・構造はどのようなもので,どう変わりつつあるのかを社会学の視点で読み解く基本テキスト。
序 章 「働くこと」を社会学する─産業・労働社会学の視点
第1部 「働くこと」の制度としくみ
第1章 仕事とライフスタイル─キャリアと多様な働き方
第2章 組織のなかで働く─雇用システムと賃金のしくみ
第3章 仕事をとりまく制度─労使関係とコーポレート・ガバナンス
第4章 組織から動く─失業・転職・退職・起業のしくみ
第5章 働きかたはどう変わってきたのか─技術革新と就業構造の変化
第2部 「働くこと」の現在
第6章 若者が働くまで─学校から仕事へ
第7章 多様化する働き方─非正規雇用
第8章 働く時間と個人の時間─労働時間のしくみとワークライフバランス
第9章 社会のなかの性別役割分業─ジェンダーと仕事
第3部 「働くこと」の変化と課題
第10章 グローバル化と働くこと─外国人労働者と海外勤務者
第11章 職場のダイナミズム─働く場での人間関係と駆け引き
第12章 少子高齢社会で働くこと─仕事からの引退とその後