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2014年11月26日 (水)

新刊:『生物多様性保全の経済学』

S16447

大沼あゆみ (慶應義塾大学教授)/著

2014年12月11日発売
四六判並製カバー付,390ページ
定価 2,700円(本体 2,500円)
ISBN 978-4-641-16447-5

◆経済学にこそ解決のカギがある◆
◆生き物への愛を感じる経済学の書◆


book 密猟を減らすための象牙の合法的供給,野生動物を保護するためのサファリ・ハンティング,宝くじと金融取引税など,一見,保全にはつながらないように思える政策のねらいとは? 経済学の視点から生物多様性保全を成功に導くためのカギを探る。

本書「はじめに」より
第1章で生物多様性の現状を紹介し,第2章と第3章では,生物多様性保全を行う理由とその原則について考察する。第4章から第9章まで,生物多様性保全のためのさまざまな代表的な手段について論じている。また,第10章と第11章では,生物多様性保全に関連する,より広い観点からの議論を展開している。第10章では,生物多様性が貧困と人口増大緩和の面でも重要であることを,また,第11章では,保全のためのさまざまな資金調達を議論している。
全体を通じて,タイトルのとおり経済学的な側面からの議論を展開している。ただし,経済学的な性質を導くために必要な理論の展開は最小限にとどめ,すべて各章末に付録として収めている。一方,そうした経済学的性質は,本質を損なうことなく,本文中でできるだけわかりやすく述べるよう努めた。
また,抽象的な経済学的な議論だけではなく,さまざまな実際例を盛り込み,生物多様性の現状も把握できるようにした。もちろん,本書が生物多様性問題を十分にカバーしているというわけではない。たとえば,外来種の問題は,第1章と第3章に含めてはいるが,章として独立して考察することはしなかった。しかし,経済学で考える生物多様性問題のポイントと保全手段の多くを盛り込むよう努めた。生物多様性問題に対して経済学的アプローチをとることが十分に本質的であることを理解していただければ大きな喜びである。

目次
第1章 生物多様性とは何か?
第2章 生物多様性保全はなぜ必要か?
第3章 生物多様性を守る:生物多様性利用の制限とその理念
第4章 生物多様性の利用を規制する:取引禁止と違法取引
第5章 生物多様性を保護区で守る
第6章 地域社会とともに保全する:今日型の共生を実現する新しいコモンズ
第7章 生物多様性条約:遺伝資源の利用と利益配分
第8章 グリーン財生産を増加させる
第9章 生態系サービスへの支払を実現する
第10章 貧困と生物多様性
第11章 生物多様性保全のために資金を調達する

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