書評:『日本の消費者はなぜタフなのか』
三浦俊彦 (中央大学教授)/著
『日本の消費者はなぜタフなのか――日本的・現代的特性とマーケティング対応』
2013年12月刊
→書籍情報はこちら『日経広告研究所報』274号「ブックレビュー」に書評が掲載されました。評者は高橋郁夫・慶應義塾大学教授です。
「……本書の特長について考えてみよう。まず,これまでの消費者行動研究の多くは,時間的差異や,国家や民族等の空間的な差異を超えた枠組みの中で,共通の説明要因に着目しながら,より一般的な理論仮説の導出を目指してきた。そうした研究では,状況要因,文化要因,それに時間要因は,特殊要因としての扱いを受け,深い議論が捨象される傾向にあった。
しかしながら,本書は,それらの要因を掘り下げることによって,タフさという日本の消費者の特徴が合理的な行動として説明可能であることを示している。……」
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