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2013年7月24日 (水)

新刊:『都市のリアル』

01

吉原直樹 (大妻女子大学教授)
近森高明 (慶應義塾大学准教授)/編

『都市のリアル』

2013年08月刊行

A5判並製カバー付, 260ページ
定価 2205円(本体 2100円)
ISBN 978-4-641-17392-7
◆都市を語る現在形◆

 さまざまな境界的問題およびそれらをめぐる力学を都市論を軸に有機的につなぎ,いまの都市の姿に迫る。就職・労働・地域・文化・医療など各論から,あるいは現代的な都市問題,防犯や犯罪リスク,災害復興などを扱う目線から提示する都市のアクチュアルな社会学。

(もくじ)
序 章 「ゆらぐ都市」から「つなぐ都市」へ
第1部 問いの中の都市
 第1章 計画と開発のすきまから――人間不在の足跡を読む
 第2章 都市は甦るか――不安感の漂うなかで
 第3章 不安の深層から――見えない犯罪の裏側を探る
 第4章 働くものの目線――サービス残業化する都市の内側
第2部 ゆらぐ都市のかたち
 第5章 見える家族,見えない家族――イメージの変容から
 第6章 あるけど,ないコミュニティ――町内会のゆくえ
 第7章 きしむワーク――行政のはざまで
 第8章 生と死のあいだ――都市高齢者の孤独に向き合う医療と介護
第3部 つなぐ都市へ
 第9章 新しい絆のゆくえ――ソーシャル・キャピタルのいまを解く
 第10章 文化を編みなおす――夢物語から立ち上がる
 第11章 サウンドスケープ今昔――あふれる音の向こうに
第4部 都市のリアル
 終章─1 上からと下から――都市を見る漱石の目,鴎外の目
 終章─2 《都市的なるもの》の救出――ベンヤミンを補助線にルフェーブルを読む

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