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2013年5月

2013年5月31日 (金)

書評:『ジェンダー論をつかむ』 GAL(Gender and Law)に掲載

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千田 有紀 (武蔵大学教授)
中西 祐子 (武蔵大学准教授)
青山 薫 (神戸大学准教授)/著

『ジェンダー論をつかむ』
テキストブックス[つかむ]

2013年3月刊
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『ジェンダー論をつかむ』の書評がGAL(Gender and Law)のウェブサイトに掲載されました。

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著者より:『ジェンダー論をつかむ』 「ウィメンズ アクション ネットワーク(WAN)」に掲載

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千田 有紀 (武蔵大学教授)
中西 祐子 (武蔵大学准教授)
青山 薫 (神戸大学准教授)/著

『ジェンダー論をつかむ』
テキストブックス[つかむ]

2013年3月刊
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著者のお一人・千田有紀先生による『ジェンダー論をつかむ』の紹介記事が,「ウィメンズ アクション ネットワーク(WAN)」のウェブサイトに掲載されました。

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2013年5月27日 (月)

訂正:『社会経済史学の課題と展望』

163881社会経済史学会/編
『社会経済史学の課題と展望――社会経済史学会創立80周年記念』

2012年06月発行
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初版第1刷に誤りがありました。
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お詫びして訂正いたします。

受賞:『リレーションシップ・マーケティング』2013年日本商業学会賞(奨励賞)受賞

164000久保田進彦/著
『リレーションシップ・マーケティング
 ――コミットメント・アプローチによる把握』

2012年10月刊行
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日本商業学会第63回全国研究大会にて,2013年度日本商業学会賞(奨励賞)を受賞いたしました!(2013年5月25日発表)

2013年5月23日 (木)

編集室の窓:「書斎の窓」2013年5月号に掲載

生活保護基準の引下げと、それによる生活への様々な影響が議論されています。書籍に何ができるかを自問自答する中で、ある先生から、研究者の役割は、問題を発見し、調査・研究によって真実を追究することとうかがい感銘を受けたことがあります。様々な問題に時を超えて挑む研究と教育の成果を、書籍という形にして、学問と読者の橋渡しをすることができればと思います。今月もそうした迫力ある本が目白押しです。

 

『自殺のない社会へ』は、自殺を社会・経済問題として捉え、緻密な調査と実証分析からその要因を明らかにする意欲作です。

 

様々なイメージをもたれる中国を客観的に理解するために必要な基礎知識を、第一線の研究者がまとめた『はじめて出会う中国』は、高校生も読める叙述にこだわった画期的な入門テキストです。

 

大阪が独自に諸産業の集積と多様性を育み産業発展を遂げた姿に迫る『近代大阪の産業発展』は、「機械工業」「雑貨産業」「公設試験研究機関」の視角から、産業発展のプロセスを綿密に検証する労作です。

 

『入門証券論(第3版)』『経済学・入門(第3版)』もぜひお読みください。(M)

 

書評:『数学的・科学的リテラシーの心理学』 「書斎の窓」に掲載

173880藤村宣之/著

『数学的・科学的リテラシーの心理学 

  ――子どもの学力はどう高まるか』

201212月刊

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『書斎の窓』(20135月号)に掲載された書評を,以下でもお読みいただけます。(評者は,森敏昭〔もり・としあき〕広島大学大学院教育学研究科教授)

 

 

はじめに

 

評者は以前、本誌の誌上で『二一世紀の教育心理学が目指すもの』と題する連載エッセイの執筆機会を得た(20044月~9月)。その連載エッセイで評者は、教育心理学の研究を日本酒に喩え、「二一世紀の教育心理学は濃醇辛口を目指すべし」という持論を述べた。あれから九年が経過し、日本の教育心理学界においても、ようやく「濃醇辛口」の研究がなされ始めたようである。本書の刊行はそのよき証左であり、本書の著者の藤村宣之氏に対し、心からの敬意を表したい。では、濃醇辛口の教育心理学とは何を意味しているのか。そのことを説明するために、連載エッセイの日本酒の品質表示に関する記述を再掲しておこう。

 

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書評:『出光興産の自己革新』「書斎の窓」に掲載

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橘川武郎・島本実・鈴木健嗣・坪山雄樹・平野創/著

『出光興産の自己革新』
(一橋大学日本企業研究センター研究叢書4)

201212月刊

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『書斎の窓』(20135月号)に掲載された書評を,以下でもお読みいただけます。(評者は,森川英正〔もりかわ・ひでまさ〕経営史学会顧問)

 

 

 

伝統に挑んだ自己革新

 

日本経済が好調であった時期、出光興産の経営はそのユニークさにおいて群を抜いていた。株式を公開しないで銀行融資に頼る借金経営、組織的内部調整を軽んずる事業ごとのタテわり経営、皇室尊崇を旨とし、人的結束を重んじ、規則規程にコダわらない「人間尊重」経営、果ては会社のカネで酒を酌みかわし、ヨカヨカと大言壮語する気風等々。

 

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書評:『沖縄返還と日米安保体制』「書斎の窓」に掲載

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中島琢磨/著
『沖縄返還と日米安保体制』


2012年12月刊
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『書斎の窓』(2013年5月号)に掲載された書評を,以下でもお読みいただけます。(評者は,渡邉昭夫〔わたなべ・あきお〕東京大学名誉教授。)

1 一次史料の持つ重み

未だ関係史料がほとんど公開されていなかった今から40年ほど前に、博士論文のテーマとして「沖縄問題をめぐる政治過程」を選んだ経験を持つ私としては、本書を読んで、その密度の濃い叙述に圧倒される思いを禁じ得なかった。当時の私の指導教官は、毎週、書いたものを見せに行くと、良い時には、solidと褒めてくれたが、中島氏のこの著はsolidなどと言う言葉では、言い表せない高い密度と、併せて、論証の手堅さを持っている。それがどこから来るのかと言えば、膨大かつ詳細な一次史料を駆使して書かれていることにある。その資料の博捜ぶりは、息詰まるほどの緊迫感を読者に覚えさせる。動かぬ証拠を突きつけて被疑者を追いつめて行く法廷の場面を連想してもおかしくはない。無論、歴史家の仕事は、法理に基づいて犯人を確定する検事や裁判官のそれとは、目的が異なるが、一つ一つ史料(証拠)を丹念に積み重ねて、事実を再構成して行く作業は、書く方は無論、読む方にも、持続的な緊張感が求められる。一次史料の持つ重みを改めて感じさせられた。

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書評:『地方分権改革の政治学』「書斎の窓」に掲載

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木寺 元/著
『地方分権改革の政治学
  ――制度・アイディア・官僚制』  

2012 年12月刊
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『書斎の窓』(2013年5月号)に掲載された書評を,以下でもお読みいただけます。(評者は,待鳥聡史〔まちどり・さとし〕京都大学大学院法学研究科教授。)

本書の位置づけ 

政治における意思決定の説明要因として「3つのI」があるという考え方は、既に定着した感がある。3つのIとは、利益 (interest)、制度 (institu-tion)、そしてアイディア(idea)を指す。

生産者米価引き上げという政策決定を例にとれば、農家や彼らを支持基盤とする政治家の利益、米価審議会をはじめとする農林水産省や農林族議員の意向を受けやすい決定方式(制度)、そして主食の完全自給による食糧安全保障という理念(アイディア) のいずれか、あるいは複数の要因の組み合わせで説明可能だというのである。

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著者より:『現代に活きる博物館』「書斎の窓に掲載

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君塚仁彦・名児耶明/編
『現代に活きる博物館』


2012年12月刊
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編者のお一人・君塚仁彦先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2013年5月号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします。

◆博物館を知り、考えてもらうために――『現代に活きる博物館』刊行に寄せて

1 「何を、どう伝えるのか」という問い

日本は世界有数の博物館数を誇る国である。特に、地域レベルでの博物館数の多さは世界に類をみない。しかし、2010年、戦後一貫して右肩上がりで推移してきた国内の博物館数が初めて減少に転じた。各地で公立博物館の統合や閉館も相次いでいる。まさに、博物館そのものの存在意味が問い直されなければならない時期に当たる昨年末、有斐閣から大学生向けのテキスト『現代に活きる博物館』を刊行させていただくことができた。

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2013年5月17日 (金)

新刊:『ビギナーズ地域福祉』

124868牧里 毎治 (関西学院大学教授)
杉岡 直人 (北星学園大学教授)
森本 佳樹 (立教大学教授) /編

『ビギナーズ地域福祉』
有斐閣アルマ Basic

2013年08月刊
四六判並製カバー付 , 350ページ
予定価 2,310円(本体 2,200円)
ISBN 978-4-641-12486-8

◆地域に根ざした地域再生へ◆

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新刊:『伝統産地の経営学』

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山田 幸三 (上智大学教授)/著

『伝統産地の経営学――陶磁器産地の協働の仕組みと企業家活動』

2013年07月刊
四六判並製カバー付 , 260ページ
定価 2,205円(本体 2,100円)
ISBN 978-4-641-16412-3

◆伝統産地の強さと生き残りの謎に,ビジネスシステムの視点で迫る!◆

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新刊:『パーソナリティの心理学』

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岡田康伸 (京都文教大学教授,京都大学名誉教授)
藤原勝紀 (放送大学京都学習センター所長,京都大学名誉教授)
山下一夫 (鳴門教育大学理事,副学長)
皆藤章 (京都大学教授)
竹内健児 (法政大学学生相談室主任カウンセラー)/著

『パーソナリティの心理学』
ベーシック現代心理学5

2013年7月刊
A5判並製カバー付 , 230ページ
予定価 2,100円(本体 2,000円)
ISBN 978-4-641-07244-2

◆人間を深く理解するために◆

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書評:『「危機の年」の冷戦と同盟』 「書斎の窓」に掲載

049987青野利彦/著
『「危機の年」の冷戦と同盟
 ――ベルリン,キューバ,デタント 1961-63年』

2012年11月刊
→書籍情報はこちら

『書斎の窓』(2013年4月号)に掲載された書評を,以下でもお読みいただけます。(評者は,岩間陽子〔いわま・ようこ〕政策研究大学院大学教授。)

キューバ危機からデタントへ

国際関係史の講義をしていて,1963年まで来ると,なんだか間延びした妙な感じになる。――キューバ危機で米ソ超大国は,核戦争の瀬戸際まで行きました。ぎりぎりで踏みとどまった両大国は,同じような危機を繰り返すことのないように,この後互いとのコミュニケーションを改善するよう心掛け,次第にデタントの時代へと移って行きました。1963年には米ソ間にホットラインが設置され,部分的核実験条約(Partial Test Ban Treaty: PTBT)も締結されました。――この後がどうもうまく話しが流れないのだ。もちろんケネディ暗殺のせいもあるだろうが,ジョンソン大統領とて,軍縮・軍備管理に熱意を持っていなかったわけではない。しかし,物事が動き出すのは1967~68年まで待たねばならない。60年代中盤の5年ほどが,どうも宙に浮いたような停滞感があり,すっきりしない。そのもやもやの中心にあるものが,青野利彦氏の『「危機の年」の冷戦と同盟』を読むと,次第に見えてくる。

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2013年5月16日 (木)

著者より:『日本企業のマーケティング力』 「書斎の窓」に掲載

163980山下裕子・福冨 言・福地宏之・上原渉・佐々木将人/著
『日本企業のマーケティング力』

2012年12月刊行
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著者の山下裕子先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2013年4月号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします。

◆マーケティング×マーケティング◆

「きちんとマーケティングしていますか?」

昨年末出版していただいた『日本企業のマーケティング力』の帯のコピーである。誰よりもまず,プロジェクトを推進してきた著者自身に向けられた言葉であった。

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2013年5月15日 (水)

編集室の窓:『書斎の窓』2013年4月号に掲載

東日本大震災からはや2年が経ちました。震災を境に日本社会は大きく変わったようでもあり,変わっていないようでもあります。毎年変わりなくやってくる3月11日には,改めて時代を見つめ直す必要があるのでしょう。そのための1冊が,安全で快適な科学技術や社会システムを構築するために不可欠な考え方を明らかにする『心理学から考えるヒューマンファクターズ』です。

震災で注目された環境・エネルギー,災害といった課題にも答え,現代地方財政のトピックスに焦点を当てる最新テキスト『Basic地方財政論』も刊行されます。

昨年は自殺者が減ったというニュースがありました。震災の影響はまだわからない段階でしょうが,現代社会の最重要課題の1つである自殺問題・対策を経済学の視点から解明する『自殺のない社会へ』が刊行されます。

相変わらず不安定な国際情勢が続いています。今後,どのように展開するかを読み解くためには理論が有効となります。『国際政治学』『国際紛争と協調のゲーム』『コンストラクティヴィズムの国際関係論』『国際紛争 〔原書第9版〕』など力作群がこの春に刊行されます。ご期待ください。(M. S.)

2013年5月 7日 (火)

書評:『教養としての経済学』 「週刊ダイヤモンド」に掲載

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一橋大学経済学部/編
『教養としての経済学――生き抜く力を培うために』
2013年2月刊
→書籍情報はこちら

『週刊ダイヤモンド』(2013年4月20日号)の「書林探索」欄で取り上げていただきました。評者は福田慎一・東京大学経済学部教授。

「(「経済学に抱かれている得体の知れなさ,取っつきの悪さというイメージを払拭してもらう」という)目的を達成するための絶好の入り口を提供してくれていることだけは間違いない。」

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