編集室の窓:『書斎の窓』2013年4月号に掲載
東日本大震災からはや2年が経ちました。震災を境に日本社会は大きく変わったようでもあり,変わっていないようでもあります。毎年変わりなくやってくる3月11日には,改めて時代を見つめ直す必要があるのでしょう。そのための1冊が,安全で快適な科学技術や社会システムを構築するために不可欠な考え方を明らかにする『心理学から考えるヒューマンファクターズ』です。
震災で注目された環境・エネルギー,災害といった課題にも答え,現代地方財政のトピックスに焦点を当てる最新テキスト『Basic地方財政論』も刊行されます。
昨年は自殺者が減ったというニュースがありました。震災の影響はまだわからない段階でしょうが,現代社会の最重要課題の1つである自殺問題・対策を経済学の視点から解明する『自殺のない社会へ』が刊行されます。
相変わらず不安定な国際情勢が続いています。今後,どのように展開するかを読み解くためには理論が有効となります。『国際政治学』『国際紛争と協調のゲーム』『コンストラクティヴィズムの国際関係論』『国際紛争 〔原書第9版〕』など力作群がこの春に刊行されます。ご期待ください。(M. S.)
« 書評:『教養としての経済学』 「週刊ダイヤモンド」に掲載 | トップページ | 著者より:『日本企業のマーケティング力』 「書斎の窓」に掲載 »
« 書評:『教養としての経済学』 「週刊ダイヤモンド」に掲載 | トップページ | 著者より:『日本企業のマーケティング力』 「書斎の窓」に掲載 »