新刊:『ケースブック日本の企業家』
『ケースブック日本の企業家――近代産業発展の立役者たち』
2013年4月刊
A5判並製カバー付,280ページ
定価 2,940円(本体 2,800円)
ISBN 978-4-641-16405-5
◆近代日本の産業発展を導いた企業家群像◆
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『ケースブック日本の企業家――近代産業発展の立役者たち』
2013年4月刊
A5判並製カバー付,280ページ
定価 2,940円(本体 2,800円)
ISBN 978-4-641-16405-5
◆近代日本の産業発展を導いた企業家群像◆
『私たちの国際経済――見つめよう,考えよう,世界のこと 第3版』
有斐閣ブックス
2013年4月刊
A5判並製カバー付,328ページ
定価 2,310円(本体 2,200円)
ISBN 978-4-641-18412-1
◆高校から大学の学びへ◆
今月は休載です。
『コンストラクティヴィズムの国際関係論』
有斐閣ブックス
2013年3月刊
A5判並製カバー付,322ページ
定価 2,730円(本体 2,600円)
ISBN 978-4-641-18410-7
◆体系的に学べるテキスト◆
一橋大学経済学部/編
『教養としての経済学――生き抜く力を培うために』
2013年2月刊
書籍情報はこちら
『週刊東洋経済』2013年3月23日号のReview欄で紹介されました。
「本書は,経済学とはどんな学問なのか,『高校3年生や大学新入生に向けて』,一橋大学経済学部の教授陣が平易な言葉で語りかける。それも,時の問題や理論,歴史,学習法を通して,経済学を学ぶ中で培われる思考法が,『過酷な状況で生き抜いていく力を与えてくれる』との信念の下に。」
「各教授の『知力』を駆使した学習へのいざないのエッセイ集になっている。」
2012年10月発行
著者の岩間先生と原田先生が本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2013年1月号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします。
◆ソーシャルワークの新しい潮流を創造する◆
――『地域福祉援助をつかむ』 を刊行して
岩間伸之・原田正樹
1 今日的な課題と向き合うソーシャルワーク
昨今の社会福祉の分野では、 社会的孤立や社会的排除といったテーマが大きな関心を集めている。 自殺、 孤立死、 ひきこもり、 虐待、 DV、 無職・失業、 触法した障害のある人、 刑余者、 生活困難な外国籍住民、 多重債務者、 あるいは東日本大震災で被災した住民など、 さまざまな人たちが 「生活のしづらさ」 に直面し、 何らかの援助を必要としている。
久保田進彦/著
『リレーションシップ・マーケティング』
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著者の久保田進彦先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2013年1月号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします。
◆絆づくりの幻想を斬る◆
久保田進彦
一宿の恩
それは、 強い台風が近づきつつある夕方のことだった。 ひさびさにクルマで外出し、 首都高速で自宅に戻ろうとしたときである。
六本木ヒルズが右手に見えてきたころ、 突然、 ピーッという鋭い警告音が車内に鳴り響いた。 真っ赤なランプとともに水温計は振り切れ、 計器版には見たこともない 「STOP」 の文字。 幼い娘は、 「こわいよー、 おとうさーん」 と叫んでいる。 楽しいはずの家族ドライブは、 一瞬にして暗澹たる空気につつまれてしまった。
2012年7月刊
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編者の姫田光義先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2012年12月号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします。
◆夏さりぬ オリンピックに甲子園◆
――歴史研究は 「時空を超え」 られるか
姫田光義
1
筆者の編になる 『北・東北アジア地域交流史』 が刊行されてホットしながら毎晩 (夜明け) オリンピックを観戦していた。 甲子園がこれに重なったので、 昼も夜もスポーツ観戦づくめだった。 それから原稿が書けないまま、 騒ぎのさなかの中国東北部を訪れ、 不安ながらも無事に帰国してきた。 そこであらためて日記に記した拙い俳句 (川柳?) を思い出した。
「夏去りぬ オリンピックに甲子園」
『リスクの社会心理学――人間の理解と信頼の構築に向けて』
2012年7月刊
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編者の中谷内先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2012年12月号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします。
◆リスク社会への社会科学者・行動科学者の関わり方◆
―― 『リスクの社会心理学』 刊行によせて
中谷内一也
はじめに
我々はリスク社会に生きている。 そんな我々に対し、 二〇一一年東日本大震災は解決策を要求する多くの問題を突き付けてきた。 具体的にいえば、 今後も発生するであろう地震・津波など自然災害への対応や、 福島第一原発事故による低線量被ばくの問題、 さらに、 これからのわが国のエネルギー供給の問題などである。 個々の問題が具体的であるが故に、 これらは工学、 医学、 環境科学などの専門知を技術的に応用することで解決すべき問題に見えるかもしれない。 しかし実際には、 具体的問題のなかにも社会科学者が積極的にかかわるべきものが多くある。
2012年10月刊
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著者の高橋孝明 先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2012年12月号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします。
◆城壁都市で都市を思う◆
高橋孝明
アッシジにて
ヨーロッパに行ったときの愉しみの一つは、 中世以来のたたずまいを残す小さな城壁都市を訪れることだ。 先日もイタリアのアッシジを訪問する機会があったが、 行くたびに新たな発見があり、 何度訪ねても飽きることがない。
アッシジは、 ローマからローカル列車で二時間ほど北上したところにある。 山の中腹、 標高五〇〇mのところで、 ひっそりと下界を見下ろしている。 街は周囲を城壁に囲まれており、 一辺が一㎞ほど、 もう一辺が四〇〇mから五〇〇mほどの長方形に近い形をしている。 およそ四〇〇〇人の人々が暮らしているらしい。 街の端にある聖フランチェスコ聖堂は、 その名のもとになった聖人が眠る場所で、 世界中から信徒や観光客を集めている。 聖人の人生を描いた、 ジョットの一連のフラスコ画は美術史上に残る傑作である。
昨年は、 晩秋から年末にかけてアメリカや韓国で大統領選挙が行われ、 中国では最高指導層の交代があり、 そして日本でも衆議院議員選挙が行われるなど、 政治変動の大きな年でした。 日本の政治が、 そろそろ安定してくれることを願うばかりです。
井手英策/著
『財政赤字の淵源―寛容な社会の条件を考える』
2012年10月刊行
→書籍詳細はこちら
2013年3月4日付『福祉新聞』「ブックエンド」欄で紹介されました。