新刊:『北・東北アジア地域交流史』
姫田 光義 (中央大学名誉教授)/編
『北・東北アジア地域交流史』
有斐閣アルマInterest
2012年7月発行
四六判,300ページ
定価 2,100円(本体 2,000円)
ISBN 978-4-641-12450-9
◆私たちと隣人たちの歴史◆
ユーラシア大陸の東端=中国,朝鮮半島,極東ロシア,それに日本。古代より諸民族が闊達に交流し,それが現代までつながって,今また新たな関係を築きつつある生活・文化圏の変遷を,時代と地域を組み合わせた9つの視点から描くユニークな歴史教科書。 .
〈もくじ〉
序 章 北・東北アジア地域の歴史と現代をどのように考えるか (姫田光義)
第1部 シベリアの先住民族と環オホーツク海・環日本海交流圏
第1章 北・東北アジアの先住民族と環オホーツク海・環日本海交流圏 (中村和之)
第2章 日本から見た環日本海交流圏 (荒野泰典)
第2部 沿アムール河・ウスリー江交流圏の形成と現代
第3章 帝政期極東ロシア地域の諸民族の交流と生活 (サヴェリエフ イゴリ)
第4章 国境にまたがる民の20世紀─ロシア・ソ連朝鮮人のあゆみ (ユ ヒョヂョン)
第3部 モンゴルと中央アジアの交流圏の形成と現代
第5章 匈奴とモンゴルの交流圏 (井上 治)
第6章 モンゴル人にとって栄光の時代とは (今岡良子)
第7章 中央アジア交流圏が示すユーラシア像 (梅村 坦)
第4部 文化の移動と交流圏とをつなぐリンク
第8章 海の神様はどこまで広がったか (樋泉克夫)
第9章 間宮林蔵は北の大地で何を見たのか (王中忱)
─清朝期の東北地域における「多民族的混交」の現実