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2012年2月20日 (月)

新刊:『核燃料サイクル施設の社会学』

281264_2舩橋 晴俊 (法政大学教授)
長谷川 公一 (東北大学教授)
飯島 伸子 (元東京都立大学教授)/著

『核燃料サイクル施設の社会学――青森県六ヶ所村』
有斐閣選書

四六判 , 410ページ
定価 2,520円(本体 2,400円)
ISBN 978-4-641-28126-4
2012年3月刊

◆コンセントの向こう側に青森県六ヶ所村がある。国民的議論のために◆

青森県六ヶ所村での長期にわたるフィールドワークをもとに,原発問題とりわけ核燃料サイクル施設の開発をめぐる諸問題を議論する。開発の経緯や歴史的な文脈を紹介し,2011年3月11日の震災以降の社会のありかたを見据え,原子力発電に必要とされる核燃料サイクル施設をめぐる問題を,六ヶ所村での調査事例を中心に検討する。

〈もくじ〉
序 章 むつ小川原開発と核燃料サイクル施設の歴史を解明する視点
第一章 巨大開発から核燃基地へ
第二章 開発の性格変容と計画決定のありかたの問題点
第三章 大規模開発下の地域社会の変容
第四章 開発による人口・経済・財政への影響と六ヶ所村民の意識
第五章 原子力エネルギーの難点の社会学的検討
第六章 地域社会と住民運動・市民運動
第七章 女性の環境行動と青森県の反開発・反核燃運動
第八章 日本の地域開発史における六ヶ所村開発の位置づけ
第九章 日本の原子力政策と核燃料サイクル施設
巻末資料/索 引

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