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2011年9月

2011年9月30日 (金)

編集部員のつぶやき②:「光陰如矢(再開に寄せて)」


   M. T.

①で休眠してしまい,シリーズと謳うのは憚られる状態になってしまった「編集部員のつぶやき」ですが,突然の②です。今回はずいぶん間が空きましたが,今後も不定期ながら,twitterの140文字には収まりきらない声をお届けできればと思っております。

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2011年9月28日 (水)

新刊:『財政研究 第7巻 グリーン・ニューディールと財政政策』

299320日本財政学会/編

『財政研究 第7巻 グリーン・ニューディールと財政政策』

2011年10月発行
A5判上製カバー付 , 296ページ
定価 5,250円(本体 5,000円)
ISBN 978-4-641-29932-0
Green NewDeal and Fiscal Policy

◆財政学の先端研究を示す◆

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書評:『地方政府の民主主義』 「書斎の窓」に掲載

049901_1砂原庸介/著
『地方政府の民主主義
 ――財政資源の制約と地方政府の政策選択』
2011年04月発行
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book 『書斎の窓』(2011年9月号)に掲載された書評を,以下でもお読みいただけます。(評者は,久米郁男〔くめ・いくお〕=早稲田大学政治経済学術院教授)

近年,地方政治が面白い。「改革派」知事が地方政治にたてる波風が,地方政治への人々の関心を高めている。評者が研究の世界に入った1980年代は,保革対立から保革相乗りへと地方政治の風景が大きく変わる時代であった。党派的な政治対立が地方では後景に引き,総与党体制のもとで実務的に手堅い知事が地方行政をこなす姿は,勇ましく立ち現れたものの様々に行き詰まりを見せた革新自治体の結末を見たあとには安心感をもたらすものであった。と同時に,地方政治を研究対象としようかと考えていた駆け出しの研究者だった評者には「退屈な時代」のスタートとも思えた。評者はその関心を失うことになった。

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書評:『遺伝マインド』 「書斎の窓」に掲載

178052_8安藤寿康/著
『遺伝マインド――遺伝子が織り成す行動と文化』

2011年4月刊
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book 『書斎の窓』(2011年9月号)に掲載された書評を,以下でもお読みいただけます。(評者は,長谷川眞理子〔はせがわ・まりこ〕=総合研究大学院大学教授)

「ものつくりのDNA」?

遺伝子やDNAという言葉は,この十数年の間にとてつもなく多く使われるようになった。それは,2001年の最初のヒトゲノム解読のニュース以後だろうか? ヒトを作るための遺伝情報が,ともかくも粗筋ながら全部読み取られたということは,確かに大きなニュースだった。それまでは,多くの人々にとって,DNAなどという言葉は,高校の生物の授業以来,あまり縁がなかったのではないだろうか? それが,最近はなんでもDNAのせいにしたがる。「日本人のDNA」,「伝統芸能のDNA」,「ものつくり精神のDNA」などなど。要は,世代を超えて伝えられ,受け継がれるものはみんなDNAと呼びたがる。それが今の流行のようだ。

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著者より:『証券市場論』 「書斎の窓」に掲載

183933_9二上季代司・代田純/編
『証券市場論』

2011年4月刊行
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pen編者の二上季代司先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2011年9月号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします。

◆「証券」と「証券化」――『証券市場論』刊行に寄せて
=二上季代司(にかみ・きよし,滋賀大学経済学部教授)

「証券市場論の教科書を一緒に執筆しませんか」。前職(日本証券経済研究所)で同僚だった代田純教授(駒澤大)からのお誘いが奇縁になって,本書(二上・代田共編著『証券市場論』)は世に出ることになった。

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2011年9月27日 (火)

著者より:『グループ・ダイナミックス』 「書斎の窓」に掲載

173781釘原直樹/著
『グループ・ダイナミックス――集団と群集の心理学』

2011年3月発行
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pen著者の釘原直樹先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2011年7・8月合併号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします

◆危機事態からの集団脱出実験装置の作成

=釘原直樹(くぎはら・なおき,大阪大学大学院人間科学研究科教授)

始まりは33年前の合宿旅行

筆者はこれまでいくつかの集団行動を分析する実験装置を作成した。その中でも最も印象に残っているのは,今から33年ほど前に作成した,隘路状況を想定した集団脱出実験装置である。修士課程2年の夏休みに,修士論文提出を半年後に控えて,まだ明確なテーマも決まらずに暗中模索の状態であった。ただ指導教授の示唆もあり「危機事態の集団行動について研究したい」との思いはあったが具体的な構想はなかった。当時,九州大学の集団力学研究室では夏休みの合宿研修をすることが恒例となっており,修士課程2年生はそこで修士論文の構想を発表しなければならないことになっていた。そこで苦し紛れに発表したのが集団脱出実験装置である。

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著者より:『企業と市場と観察者』 「書斎の窓」に掲載

163799水越康介/著
『企業と市場と観察者
 ――マーケティング方法論研究の新地平』

2011年3月発行
→書籍情報ははこちら

pen著者の水越康介先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2011年6月合併号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします。

◆商学や経営学研究の方法論を考えながら
 ――『企業と市場と観察者』を刊行して

=水越康介(みずこし・こうすけ,首都大学東京大学院社会科学研究科准教授)

先に少しお詫びと言い訳を

このような研究テーマは,たぶん研究を極めた偉い先生方がするものであって,ようやく大学院を出た程度の僕の手に負えるはずもない。販売促進を兼ねて変わったタイトルにも挑戦してみたが,極端すぎたような気もする。

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書評:『条約改正史』 「書斎の窓」に掲載

173705五百旗頭 薫/著
『条約改正史――法権回復への展望とナショナリズム』

2010年12月発行
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book 『書斎の窓』(2011年6月号)に掲載された書評を,以下でもお読みいただけます。(評者は,酒井哲哉〔さかい・てつや〕= 東京大学教養学部教授)

1 古典的主題への挑戦

『条約改正史』という表題を聞いたとき,これが新刊書と思う人はたぶん少ないだろう。「国史学」の殿堂のなかで鎮座する大家の著作と,多くの人はとっさに思うのではないだろうか。しかし,これは30代半ばの才気あふれる研究者による,まぎれもない新刊書である。簡潔な表題には古典的主題を敢えて引き受ける著者の覚悟がにじみ出ている。本書はいかなる意味で,「伝統」への挑戦の書なのだろうか。あるいは,本書はいかなる意味で,「伝統」を継承するものなのであろうか。日本近代史の古典的演目である「条約改正史」で著者が仕掛けたものを探りながら,本書を読んでみたい。

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書評:『産業発展・衰退の経済史』 「書斎の窓」に掲載

163638渡辺純子/著
『産業発展・衰退の経済史
 ――「10大紡」の形成と産業調整』

2010年12月刊
→書籍情報はこちら

book 『書斎の窓』(2011年6月号)に掲載された書評を,以下でもお読みいただけます。(評者は,武田晴人〔たけだ・はるひと〕東京大学大学院経済学研究科教授)

渡辺純子『産業発展・衰退の経済史』は,副題に「「10大紡」の形成と産業調整」と付されている通り,「産業調整」という視点から衰退過程の産業を分析し,その方法的な含意を問いかける,意欲的な書物である。

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書評:『技術革新のマネジメント』 「書斎の窓」に掲載

163720中川功一/著
『技術革新のマネジメント
 ――製品アーキテクチャによるアプローチ』
2011年2月刊
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book 『書斎の窓』(2011年7・8月号)に掲載された書評を,以下でもお読みいただけます。(評者は,近能善範〔こんのう・よしのり〕法政大学経営学部教授)

1 本書の狙い

改めて言うまでもなく,日本の製造企業は,近年非常に厳しい競争環境に置かれている。欧米企業の競争力回復や,韓国・台湾・中国など新興国の企業の躍進によって国際競争は激しさを増す一方であり,国内では売れても海外ではシェアをとれない製品分野が増えたこともあって,日本の製造企業の国際的プレゼンスは全体として低下傾向が続いている。

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著者より:『市場と向き合う地方債』 「書斎の窓」に掲載

16374小西砂千夫/編著
『市場と向き合う地方債
 ――自由化と財政秩序維持のバランス』

2011年3月刊
→書籍情報はこちら

pen編著者の小西砂千夫先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2011年7・8月合併号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします

◆財政と経済の関係をどのように考えるか
 ――『市場と向き合う地方債』を刊行して

=小西砂千夫(こにし・さちお,関西学院大学大学院経済学研究科・人間福祉学部教授)

市場に期待できることはどこまでか


このたび,有斐閣から『市場と向き合う地方債』を刊行させていただいた。本書は財政だけでなく,金融市場の視点から地方債の実態を明らかにしようとしたものである。財政ならまだしも金融となると自力では材料が集めきれず,地方債市場関係者のお知恵をお借りする必要があった。そこで本書をまとめるにあたり,地方債市場の関係者と自治体で起債業務への造詣の深い方に集まっていただき研究会を組織し,そこで得られたさまざまな知恵を反映させることにした。全体の統一性を損なわないように分担執筆をせずに私が全編を書き下ろしたが,本源的な著者は研究会メンバーである。本書を私の編著としたのはそのような意味からである。

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2011年9月26日 (月)

新刊:『冷戦』

178069佐々木 卓也 (立教大学教授)/著

『冷戦――アメリカの民主主義的生活様式を守る戦い』

有斐閣Insight

2011年11月発行
四六判並製カバー付, 236ページ
定価 1,575円(本体 1,500円)
ISBN 978-4-641-17806-9

◆より平和で安定した国際社会を構想するために◆

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新刊:『映像心理学の理論』

173828中島 義明 (早稲田大学教授)/著

『映像心理学の理論』

2011年11月発行
A5判上製カバー付 , 510ページ
定価 7,035円(本体 6,700円)
ISBN 978-4-641-17382-8

◆理論的考察の高みへ◆

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新刊:『現代ヨーロッパ経済 第3版』

124486田中 素香 (中央大学教授)
長部 重康 (法政大学教授)
久保 広正 (神戸大学教授)
岩田 健治 (九州大学教授)/著

『現代ヨーロッパ経済 第3版』
有斐閣アルマSpecialized

四六判並製カバー付,510ページ,定価 2,835円(本体 2,700円)
ISBN 978-4-641-12448-6
2011年10月刊

◆EUの「強さ」とは◆

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新刊:『現代公益事業』

183995塩見 英治 (中央大学教授)/編

『現代公益事業――ネットワーク産業の新展開』

有斐閣ブックス

A5判並製カバー付,388ページ,定価 3,045円(本体 2,900円)
ISBN 978-4-641-18399-5
2011年10月刊

◆経済社会活動に不可欠な産業の望ましい姿とは?◆

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著者より:『公共経済学』 「書斎の窓」に掲載

123953_2林正義・小川光・別所俊一郎/著
『公共経済学』

2010年12月刊
→書籍情報はこちら

pen著者の林正義先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2011年7・8月合併号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします。

◆脆くも崩れ去った目論見--『公共経済学』を刊行して
=林 正義(はやし・まさよし,東京大学大学院経済学研究科准教授)

有斐閣アルマシリーズの『公共経済学』執筆のお話を伺ったのは,丁度,共同で執筆をしていた『財政学をつかむ』を刊行したころだったと思います。経済学の立場から財政を研究する者としては,財政学の教科書から公共経済学の教科書へと執筆を進めることは自然なことでしたし,「つかむ」シリーズは必要最低限に絞った内容を丁寧に解説するというポリシーのなか執筆を進めたので,若干書き足りないところもありましたので(実際,難しいとの理由でボツにした原稿がかなりありました),このお話を二つ返事で引き受けてしまいました。

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2011年9月22日 (木)

著者より:『福祉国家の制度発展と地方政府』 「書斎の窓」に掲載

049895北山俊哉/著
『福祉国家の制度発展と地方政府
 ――国民健康保険の政治学』
2011年4月発売
→書籍情報はこちら

pen著者の北山先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2011年7・8月合併号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします。

歴史的制度論の切れ味
=北山俊哉(きたやま・としや,関西学院大学法学部教授)

先日,『福祉国家の制度発展と地方政府――国民健康保険の政治学』(以下,本書)を出版させていただいた。本書は歴史的制度論の立場から,国民健康保険を中心とした日本の福祉国家の制度発展を描いたものである。このエッセイでは,政治学以外の読者の方も多くおられるので,歴史的制度論がどのようなものか,それをどのように適用したのかをスケッチしてみたい。

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著者より:『地域マーケティング論』 「書斎の窓」に掲載

163690矢吹雄平/著
『地域マーケティング論――地域経営の新地平』
2010年12月刊
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pen著者の矢吹先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2011年6月号)にお寄せくださいましたエッセイを,以下に転載いたします。

『地域マーケティング論』その軌跡と展望
=矢吹雄平(やぶき・ゆうへい,岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授)

地域マーケティング論との出会い

私が「地域マーケティング論」なるものと出会ったのは,2000(平成12)年の暮も押しせまった頃だったように思われる。

当時,地域に関するマーケティング論的なアプローチを模索していた私は,前任校(岡山商科大学)の法経学部の助教授であった多田憲一郎さん(現・同大学大学院教授・経済学部長・地域再生支援センター長)が発した,今度京都の中山間地へインタビューに行くのだという言葉に,飛び付いた。

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