新刊:『地方政府の民主主義』
砂原 庸介 (大阪市立大学准教授)/著
『地方政府の民主主義
――財政資源の制約と地方政府の政策選択』
A5判上製カバー付,234ページ
定価 3,990円(本体 3,800円)
ISBN 978-4-641-04990-1
2011年04月発行
◆首長と地方議会の協調と対立◆
1990年代以降の財政危機の時代に,日本の地方政治の政策選択がどのような特色をもち,どのように変化してきたのか。
主に首長と地方議会からなる二元代表制に注目し,地方自治の制度的制約が,地方政府の政策選択にどのように働くのかを明らかにする。
〈もくじ〉
序 章 本書の目的と課題
第1章 1990年代以降の地方政治
第2章 本書の理論的枠組み
第3章 財政データによる政策選択の検証
──「党派性モデル」から「相互作用モデル」へ
第4章 事業廃止の政策選択
──ダム事業廃止の分析
第5章 巨大事業の継続と見直しに見る政策選択
──臨海副都心開発の事例分析
第6章 新税導入の政策選択
──産業廃棄物税と森林税の分析
終 章 結論と含意