新刊:『企業と市場と観察者』
水越 康介 (首都大学東京准教授)/著
『企業と市場と観察者
――マーケティング方法論研究の新地平』
A5判上製カバー付,286ページ
定価 3,675円(本体 3,500円)
ISBN 978-4-641-16379-9
2011年3月発行
◆研究者は現実をどのように捉え,対峙し,対話すべきか◆
マーケティング方法論研究における共約不可能性をめぐる議論から,マーケティングや経営の新しい方法論を深く検討。研究における観察と時間の捉え方を再考した上で,現象をいかに捉えるべきかを考察し,事例研究がはたす役割とともに,その方法を提示する。
〈もくじ〉
第1部 企業・市場と観察者
第1章 マーケティング方法論研究の展開
第2章 共約不可能性をめぐる方法論論争
第3章 共約不可能性のパラドクス
第2部 観察と時間
第4章 超越論性と先行性
第5章 コミュニケーションの事後成立性
第6章 マーケティング史研究における文書の意義
第3部 企業と市場
第7章 交換概念の再検討
第8章 取引総数の増大
第9章 間接経営戦略の再検討
第10章 実践概念と意図せざる結果
第4部 観察者と企業・市場
第11章 科学論を超えて
第12章 ビジネススクールの可能性
第13章 ヴィヴィフィケーションとしての事例研究
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