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2011年2月25日 (金)

新刊:『はじめて出会う生命倫理』

1244202

玉井 真理子 (信州大学准教授)
大谷 いづみ (立命館大学教授)/編

『はじめて出会う生命倫理』

有斐閣アルマInterest

2011年03月05日発売
四六判並製カバー付,340ページ,定価 1995円(本体 1900円)
ISBN 978-4-641-12420-2

◇生・老・病・死を考える◇

医療や生殖技術が進歩し,命をめぐる問題はかつてないほど複雑になっている。代理出産や再生医療,脳死,尊厳死などのテーマを,どこか遠いものとしてではなく,「自分のすぐ側にもある問題」としてとらえ,何が,なぜ問題かを考えるための入門テキスト。

〈もくじ〉
序 章 答えの出ないことを考え続けるために:生命倫理学という学問
第1章 生命倫理はどこから来て,どこへ向かうのか?:生命倫理の歴史と日本への導入
第2章 身体から切り離された精子・卵子・受精卵:生殖補助技術が問いかける親子の絆
第3章 選ぶ技術・選ぶ人:出生前診断のもたらす問い
第4章 「夢の技術」を立ち止まって考える:再生医療
第5章 知りたいのはどんな情報ですか?:診療と研究参加のインフォームド・コンセント
第6章 患者主体の医療:難病ALSの立場から
第7章 「老いて介護されること」とは:介護される者の自己決定
第8章 最期まで生きるために:ホスピス・緩和ケアの現場から
第9章 「自分らしく,人間らしく」死にたい?:安楽死・尊厳死
第10章 人の死をめぐるジレンマ:脳死・臓器移植問題が私たちに問いかけるもの
第11章 医は仁術? 算術?:医療資源の配分と倫理
第12章 強く・美しく・賢く・健康に?:エンハンスメントと新優生学
第13章 人間はどこまで機械なのか:脳神経倫理
第14章 軍事医学研究はどこまで特殊か:戦争と医学研究倫理

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