新刊:『同一価値労働同一賃金原則の実施システム』
森 ます美 (昭和女子大学教授)
浅倉 むつ子 (早稲田大学教授)/編
『同一価値労働同一賃金原則の実施システム
――公平な賃金の実現に向けて』
A5判上製カバー付,380ページ,定価 5,040円(本体 4,800円)
ISBN 978-4-641-17374-3
2010年12月刊
雇用者総数の3分の1を占める非正規労働者。その多くが女性である。日本における詳細な調査とイギリスの事例分析をもとに,社会政策と労働法の研究者が,性と雇用形態に中立な同一価値労働・同一賃金の実現に向け,その実施システムを提示する。
〈もくじ〉
はじめに 本書の目的
第1部 日本における同一価値労働同一賃金原則と職務評価システム
第1章 正規・非正規労働者の仕事観・賃金観
第2章 医療・介護サービス職の職務評価
第3章 スーパーマーケット販売・加工職の職務評価
第4章 日本における職務評価システムの論点
第2部 同一価値労働同一賃金原則と実効性の確保──イギリスを例に
第5章 イギリス平等法制の現時点と課題
第6章 イギリス法・EU法における男女同一価値労働同一賃金原則
第7章 非典型労働者の平等処遇
第8章 実効性の確保に向けて
第3部 同一価値労働同一賃金原則の実施システムの構築に向けて
第9章 日本の賃金差別禁止法制と紛争解決システムへの改正提案
第10章 日本における同一価値労働同一賃金原則の実施システムの構築