『入門・日本経済』第1章(日本経済の大きさと不安)練習問題解答
1 本文中にあるもの以外で,日本経済の大きさを示す指標を探せ。
(解答例) 略。マクロ経済学では,GDPなどとあわせて,消費や投資が重要な経済変数であることを学ぶ。他国と比較してみると日本経済の大きさがわかる指標である。ほかに労働者の数やそれに労働時間数をかけたものも経済活動の活発さを示す。金融面から,おカネの量や金融機関の数などを探してみてもよいだろう。だが,ぜひ自由な発想でいろいろな指標をながめてみてほしい。
2 日本経済の国際化が進むと起こりそうな,悪い点をあげてみよ。
(解答例) 他国製品の輸入によって自国の産業が圧迫される,外国人労働者の増加によって日本の雇用が圧迫される,治安の悪化が心配される。他国企業に日本企業が買収される,など。ただし,後の章を学んでから,改めてこの問題を考えてもらいたい。本当に心配されるものと,政府などが適切に対応すればそれほど問題ではないものがあるはずである。
3 所得格差,地域格差,産業格差以外に格差を感じるものをあげよ。また,それぞれの解決策を考えよ。
(解答例) 資産の格差,高齢者と若年の格差,生まれた世代による格差,男女格差,企業間格差,自営業・民間企業社員・公務員の格差など。本文中にもヒントはある。