編集室の窓:『書斎の窓』2010年11月号に掲載
猛暑の夏を終え、読書の秋を迎えました。後学期に向け、斬新な学習書、研究書の制作に取り組んでいます。
まず、ゲーム論や契約理論から私たちの社会、経済を眺める『比較制度分析・入門』が刊行されます。また、地方の疲弊が指摘されて久しいなか、地域再生を願って『まちづくりを学ぶ』と『地域創生への挑戦』という二冊が刊行されました。社会資本として大切な交通を考えるには『交通市場と社会資本の経済学』があります。世界金融危機や円高を考察する『グローバル・インバランスの経済分析』も刊行されています。
「人のマネジメント」を学ぼうとする学生さんや実務に役立てようとしている社会人の方には、『経験から学ぶ人的資源管理』がお薦めです。また、消費者の変容に応えるマーケティング戦略を展望するには、『日本型マーケティングの新展開』があります。
社会心理学の全体像を示す待望の大型テキスト『社会心理学』が刊行されました。『複雑さに挑む社会心理学(改訂版)』とともに、是非、手にとってご覧ください。また、大学生の心理を歴史を追って読み解いていく『現代青年期の心理学』もご一読ください。 (A)