新刊:『社会心理学』
池田 謙一 (東京大学教授)
唐沢 穣 (名古屋大学教授)
工藤 恵理子 (東京女子大学教授)
村本 由紀子 (横浜国立大学准教授)/著
『社会心理学』
New Liberal Arts Selection
A5判並製カバー付 , 496ページ<2色刷>,定価 3,360円(本体 3,200円)
ISBN 978-4-641-05375-5
2010年9月刊
待望の本格的な大型の体系的テキスト。基本的知識・理論から,最新の研究動向,関連領域にまたがる応用的知見まで,社会心理学の全体像をこの1冊に。図表・イラストを用いながら丁寧に解説。自学に役立つCOLUMNや文献案内,確認問題も付けた。
〈もくじ〉
序 章 人の心は社会とどうつながりあうのか
第Ⅰ部●社会的認知・自己と他者
第1章 人や社会をとらえる心の仕組み──社会的認知:人,ものごと,できごとについての基礎的情報処理プロセス
第2章 感じたことの影響過程──気分や感情や主観的感覚の影響とその利用
第3章 心と行動をつなぐ非意識的・自動的過程──意識されない(できない)心の働き
第4章 自己──“私”を作り上げる仕組み
第5章 他者に対する評価・判断・推論──他者をみる目とはどのような目か
第6章 態度と態度変化──感じ考えたことが行動となって現れる
第Ⅱ部●社会関係から集団・ネットワークへ
第7章 対人関係──「人の間」と書いて人間と読む
第8章 集団の中の個人──認知と行動におよぼす集団の影響力
第9章 集団間の関係──ステレオタイプ,偏見,差別行動の原因と解決方法
第10章 コミュニケーション──伝えること,受けとめること,つながること
第11章 ソーシャル・ネットワーク──人と人のつながりは何を生み出すか
第Ⅲ部●社会,組織,文化の中の個人
第12章 マスメディアとインターネット──巨大にみえる影響力はどこまで実像か
第13章 参加と信頼──社会を動かす
第14章 世論と社会過程──社会の流れを読み,これに関わる
第15章 消費者行動・環境行動──消費すること,環境に配慮すること
第16章 組織と個人のダイナミクス──組織行動論の展開
第17章 集合行動とマイクロ=マクロ過程──群れをなす人々
第18章 心の文化差──異文化間比較の視点
第19章 心と文化の相互構成──文化を生きる,文化を創る