新刊:『ヒトの子育ての進化と文化』
根ヶ山 光一 (早稲田大学教授)
柏木 惠子 (東京女子大学名誉教授)/編著
『ヒトの子育ての進化と文化
――アロマザリングの役割を考える』
A5判上製カバー付, 314ページ,定価 3,570円(本体 3,400円)
ISBN 978-4-641-17368-2
2010年7月刊
◇ 子育てのかたち・家族のかたち ◇
子育ては「母親の手で」なされるべきもの,という言説は科学的・実証的に妥当か?「母親以外による子育て」(アロマザリング)の諸相を,進化,社会・文化,そして現実の視点から多角的に解読した意欲作。各章末には関連するトピックを1~2個盛り込んだ。
〈もくじ〉
序 人間の子育てを理解する窓としてのアロマザリング
第1部 アロマザリングの理論─進化
第1章 動物におけるアロマザリング
第2章 霊長類のアロマザリング
第3章 子別れとアロマザリング
第2部 アロマザリングの理論─社会・文化
第4章 歴史の中のアロマザリング
第5章 アロマザリングの文化比較
第6章 愛着からソーシャル・ネットワークへ
第3部 アロマザリングの現実
第7章 父親によるアロマザリング
第8章 アロマザリングを阻む文化
第9章 保育園におけるアロマザリング
第10章 子どもの安全とアロマザリング
第11章 祖父母によるアロマザリング
第12章 養子縁組における育て親のアロマザリング
第13章 子育て支援の実践
.