新刊:『日本企業経営史研究』
『日本企業経営史研究――人と制度と戦略と』
A5判上製カバー付,602ページ,定価 6,825円(本体 6,500円)
ISBN 978-4-641-16349-2
2010年5月刊
◇ 実証的経済史学・経営史学の魅力 ◇
江戸から現代への日本経済の近代化プロセスを,会社制度,企業家,企業戦略,経済団体に焦点を当てて分析し,市場の変化と革新者たちの行動を細密に描き出す。時代の問題への深い洞察と理論化の努力,そして事実から目をそむけない実証精神に満ちた魅力的論文集。
〈もくじ〉
1 鴻池善右衛門家の経営史
1 江戸時代における鴻池家
2 明治初期の企業と企業家
3 土居通夫と鴻池家
4 鴻池の多角化挫折
2 会社制度とコーポレート・ガバナンス
5 産業化と会社制度の発展
6 日本の総有システムと所有者主権の制限
7 株式会社制度成立期のコーポレート・ガバナンス
3 企業家論
8 企業家学の意義
9 近代移行期における商家・企業家の盛衰
10 関西の企業家
4 企業成長と戦略
11 大阪紡績の製品・市場戦略
12 明治期紡績業の生産性
13 戦前における日本生命のマーケティング
14 酒の数量経済史
5 市場秩序と財界団体
15 近世の市場秩序と株仲間
16 戦前の財界団体