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2010年4月12日 (月)

新刊:『病院の世紀の理論』

173590_2

猪飼周平 (一橋大学准教授)/著

『病院の世紀の理論』

A5判上製カバー付, 336ページ,定価 4,200円(本体 4,000円)
ISBN 978-4-641-17359-0
2010年4月刊

◇ 日本の医療を理論的・歴史的に解明する ◇

20世紀の日本の医療システムを理論的・歴史的に位置づける力作。現代人がイメージする「病院」での治療などの価値,機能,制度は,20世紀に導入され,作られたものであることを明らかにし,これからの医療に必要な歴史的視野にたった政策展望を提示する。  20世紀の医療は,その中核をなす制度としての「〈病院〉の世紀」であった。そして,医療システムが「生活の質」に結びつけて評価され,地域社会に戻りつつある現在,その「病院の世紀」は終焉を迎え,日本はいま医療システムの1世紀ぶりの大きな変動期に入っている。

序 章 病院の世紀という構想について
第1章 病院の世紀の理論
第2章 所有原理型医療システムの原型――明治期日本における開業医の形成
第3章 専門医化する日本の医師――20世紀前半日本における医師のキャリア
第4章 医療の社会化運動の時代――20世紀前半日本における医師の地理的分布
第5章 開業医の経済的基盤と公共性――20世紀前半日本における開業医の病院経営
第6章 病院の世紀の終焉――健康戦略の転換の時代
第7章 治療のための病床――20世紀日本における病床の変遷
第8章 医局制度の形成とその変容

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