編集室の窓:『書斎の窓』2010年1・2月号に掲載
古典的「教養」の枠を越えた大学テキスト・シリーズ New Liberal Arts Selection に,この春,『マクロ経済学』と『マーケティング』が加わります。前者は,齊藤誠・岩本康志・太田聰一・柴田章久の四先生が日本の経済統計と理論の両面から解説された,マクロ経済学のスタンダード・テキストです。後者は,池尾恭一・青木幸弘・南知惠子・井上哲浩の四先生が,消費者と市場の分析,マネジメント・戦略から,企業と社会のつながりまでを解説された決定版テキストです。夏には箱田裕司・都筑誉史・川畑秀明・萩原滋先生による『認知心理学』も予定しています。
また,現代人と現代社会に対する洞察力を養うための新しいテキスト・シリーズ「有斐閣Insight」には,本年,第五弾として佐々木卓也先生の『冷戦』が加わります。冷戦終結20年を経たいま,冷戦を一つの完結した国際的事象としてとらえる意欲作です。
他にも,『ミクロ経済学』『経済学で読み解くキャリア・デザイン』『経営戦略をつかむ』『心理学のエッセンス』『やさしい発達と学習』『はじめての特別支援教育』『現代教育社会学』『生命倫理』『公共政策学・入門』『近代ヨーロッパ国際政治史』など力作が並びます。本年もご期待ください。(Y・S)
*弊社のPR誌『書斎の窓』(月刊)に掲載されている,当部の近況案内「編集室の窓」を転載しました。