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2009年12月22日 (火)

新刊:『排除と差別の社会学』

281165 好井裕明 (筑波大学教授)/編

『排除と差別の社会学』

有斐閣選書

四六判並製カバー付,304ページ,定価 1,995円(本体 1,900円)
ISBN 978-4-641-28116-5
2009年12月発行

排除や差別という現象から,気づかなかった「あたりまえ」「普通」の壁が見えてくる。日常の中に生じる排除や差別の問題を通して社会をとらえ直す入門書。差別─被差別の二分法を超え,自分のこととして問題に向きあうために。章末に理解を深めるための映画コラム。

〈もくじ〉
 第1部 排除や差別を読み解くために
第1章 排除と差別の社会学を考える基本をめぐって=好井裕明
 第2章 屠場をフィールドワークする=三浦耕吉郎
 第3章 排除・差別問題における「当事者」とは誰か──「なぜこういうことに関心を?」という問いかけから=倉石一郎
 第4章 メディアから排除や差別を読む=好井裕明
 第2部 個別の問題を手がかりとして
第5章 ジェンダーは男/女の二項対立的概念ではない=山田富秋
 第6章 同性愛への「寛容」をめぐって──新たな抑圧のかたち=風間孝
 第7章 異性愛主義のなかの女性の同性愛的欲望──それが確認されにくいのはどのようにしてか=杉浦郁子
 第8章 「障害者」と「非障害者」を隔てるもの=土屋葉
 第9章 ハンセン病差別の今日的様相=蘭由岐子
 第10章 ユニークフェイス・レボリューション──見えない当事者を可視化する挑戦の軌跡=石井政之
 第11章 「ひきこもり」について考える/「私」を振り返る=石川良子
 第12章 新卒採用はなぜ問題なのか?=阿部真大
 第13章 「外国人」とは誰か──在日コリアンの社会的地位の変化と「外国人」カテゴリー=佐々木てる
 第14章 「部落」・「部落民」とは何か?=三浦耕吉郎

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