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2009年9月 2日 (水)

編集室の窓:『書斎の窓』2009年9月号に掲載

昨年起きた世界的な金融危機は、日本でも多くの人の生活を直撃しました。その背景にあるグローバリゼーションは、現代の国家や金融、社会変動のあり方に多大な影響を与えています。

Insightシリーズ第4弾『グローバリゼーション--現代はいかなる時代なのか』は、近代以降の歴史的文脈の中で、現代社会を社会学的に考察する力作です。

では、アフガニスタンや東ティモールなど、グローバル化の中で紛争や国家不安が絶えない「脆弱国家」には、どのような支援が必要なのでしょうか。『開発と平和――脆弱国家支援論』は、国際社会の支援のありようを探ります。

冷戦後の社会主義体制崩壊時に中欧諸国の社会はきわめて冷静な体制変動を経験しました。『体制転換の社会学的研究――中欧の企業と労働』は、企業と労働に焦点を当てた永年の調査研究をもとにした実証的成果です。

複雑化する金融商品の知識を得るためには、一橋大学MBAの講義をもとに執筆されたテキスト『MBAのための資本市場分析』がお薦めです。基礎的な理論から実践的応用までを、丁寧に解説しています。 (M)

*弊社のPR誌『書斎の窓』(月刊)に掲載されている,当部の近況案内「編集室の窓」を転載しました。

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