新刊:『歴史の中の国際政治』日本の国際政治学4
日本国際政治学会/編
李鍾元,田中孝彦,細谷雄一/責任編集
『歴史の中の国際政治』
日本の国際政治学4
A5判並製カバー付 ,296ページ,定価 2,520円(本体 2,400円)
ISBN 978-4-641-01029-1
2009年03月発行
学問としての国際政治学は,その出発から歴史学と不可分の関係にあり,歴史研究・外交史研究との密接な相互作用の中で発展した。本巻は,歴史と理論の交差をふまえつつ,歴史の観点から国際政治の解明をめざす外交史・国際関係史研究に焦点を当てる。
〈もくじ〉
序 章 歴史から見た国際政治学=李 鍾元
第1章 国際政治史の系譜学──戦後日本の歩みを中心に=細谷雄一
第2章 グローバル・ヒストリー──その分析視座と冷戦史研究へのインプリケーション=田中孝彦
第3章 近代ヨーロッパ国際政治史=渡邊啓貴
第4章 東アジア国際政治史──中国をめぐる国際政治史と中国外交史=川島 真
第5章 戦間期アジア国際政治史=服部龍二
第6章 米ソ冷戦史──アメリカの視点=佐々木卓也
第7章 ヨーロッパ冷戦史──ドイツ問題とヨーロッパ・デタント=山本 健
第8章 戦後アジア国際政治史=宮城大蔵
第9章 冷戦後の国際政治=岩間陽子
第10章 近代日本外交史=酒井哲哉
第11章 戦後日本外交史──自立をめぐる葛藤=添谷芳秀