新刊:『米欧同盟の協調と対立』
渡邊啓貴/著
『米欧同盟の協調と対立――二十一世紀国際社会の構造』
四六判上製カバー付,284頁,定価 2500 円(税込 2625 円)
ISBNコード 978-4-641-17345-3
2008年7月刊
◇ 国際社会の基層がここに ◇
英米「特別の関係」が言われる半面で米欧関係は確執に満ちている。ヨーロッパは,EUとして一体性を増してもいる。では,米欧関係とはいかなる関係であり,米欧同盟とはいかなる同盟なのか。米西戦争からイラク戦争とその後に至るまでの米欧関係を分析・考察する。
〈目 次〉
はじめに
第1章 力関係の逆転と覇権的協力関係
第2章 「新冷戦」から冷戦の終結へ
第3章 覇者の責任と驕り
第4章 対立と和解──イラク戦争をめぐる米欧関係
第5章 超大国の普遍的論理と行動──どのようにして優位性を維持していくのか
第6章 多極的世界と多国間主義の論理と限界
終 章 「安全保障共同体」としての同盟とグローバルな見識
あとがき
〈著者情報〉
渡邊啓貴 東京外国語大学教授(在仏日本大使館公使 広報・文化担当,2008年4月~10年3月予定)