新刊:『日本経済のパースペクティブ』
脇田成/著
『日本経済のパースペクティブ――構造と変動のメカニズム』
A5判並製カバー付,264頁,定価 2500 円(税込 2625 円)
ISBNコード 978-4-641-16321-8
2008年7月刊
◇ 日本経済をデッサンする ◇
日本経済のすがたをくっきりと描き出す,待望の概説書。マクロの変動メカニズムとミクロの構造がダイナミックにとらえられ,一貫した視点をもちつつ,多面的に解説される。図を多用し,平明な説明を心がけており,日本経済の全体像をとらえるために好個な入門書。
〈目 次〉
第1章 日本経済理解の5つのポイント
第2章 「失われた10年」の原因
バブル崩壊・金融危機・小泉改革
不良債権の規模と竹中金融行政
不良債権の所得・消費ルート
不良債権の生産性ルート
構造改革と失われた10年
第3章 戦後日本経済の歩み
経済復興期
高度成長期
石油危機から安定成長期へ
1980年代:絶頂期からバブルへ
第4章 日本経済理解のマクロ的枠組み
4つの市場とクルーソーの寓話
マクロの経済循環
1人当たりのマクロ変数はどのくらいか
失われた10年
第5章 市場をつなぐマクロ経験法則
第6章 労働市場と「格差」社会
「格差」社会と非正規雇用
日本の労働慣行
マクロ的労働慣行と春闘
これからの労働市場
第7章 日本企業の特徴とガバナンス
ガバナンス問題とは何か
メインバンク制と日本の金融市場
利益処分と労働分配率の推移
これからの日本企業
第8章 財政危機と社会保障
第9章 デフレーションと新しい金融政策
第10章 国際経済のなかの日本経済
第11章 これからの日本経済
〈著者情報〉
脇田成 首都大学東京教授
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