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2008年7月11日 (金)

特集:環境問題について考えよう 1

北海道洞爺湖サミットも閉幕しましたが,環境問題に対する社会の関心がいっそう高まる中,弊社から環境関連の書籍が続々と刊行されています。この特集では,5回にわたり,最新の環境関連書籍を紹介していきます。初回は地球環境問題の危機的状況を知るうえで欠かせない一冊です。

■ 「危機」を知ることが第一歩

「優しさの反対は無関心である」
(The opposite of love is not hate, it's indifference)


とは,マザー・テレサの言葉です。「地球に優しい」の反対は「地球に無関心」ということになるのでしょうか。

Tikyuukannkyoukiki「地球環境を守る」ためには何よりもまず「地球に関心を持つこと」から始めなければならないはずです。今年3月に刊行され好評を博している,『地球環境「危機」報告:いまここまできた崩壊の現実』は,地球環境問題の現状を知るのに最適です。本書は,数多くのデータや迫力ある写真を駆使して,地球のあらゆる地域で起きている,私たちが決して目を背けてはならない真相に迫ります。

例えば,「第4章 飢餓か飽食か」の中で次のような印象的なデータが紹介されています。

「世界中で約8億2000万人が必要なカロリーをとれずに飢餓や栄養不足で苦しんでいる」(本書93頁)

一方で,

「(日本)国内で1年間に食べ残された食品の金額は11兆円に達する」(106頁)。

さらに,

「日本のペットフードの市場規模は2005年で2420億円。このうちほぼ6割の1500億円が輸入である」(106頁)。

見過ごすことのできない深刻な地球環境を目の前にして,私たちにできることは何なのでしょうか? 著者の石弘之先生は,『書斎の窓』6月号「環境問題は文明のリスク:『地球環境「危機」報告』を刊行して」の中で,問題の解決に向けたヒントを次のように述べられています。

「長年の不摂生がたたって全身ボロボロの患者に特効薬はありません。地道な節制の努力でしょう」

本書は,自分の価値観を見つめ直すのに良い機会を与えてくれる,最良の一冊といえるでしょう。

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