新刊:『基本ケースで学ぶ地域経済学』
中村剛治郎/編
『基本ケースで学ぶ地域経済学』
有斐閣ブックス
A5判並製カバー付,364頁,定価 2400 円(税込 2520 円)
ISBNコード 978-4-641-18354-4
2008年1月刊行
地域経済のメイン・トピックスを選び,それらを典型的にあらわす地域のケースから読み解くことで,現代の地域経済学を体系的に学ぶ,新しいスタイルの教科書。グローバル化のなかで地域経済がどのような姿をあらわし,どのような方向へ向かうべきなのかを示す。
〈目次〉
序 章 現代地域経済学の基礎と課題=中村剛治郎
第Ⅰ部 日本の大都市圏
第1章 国境を超える地域経済=加茂利男
――「世界都市・東京」
第2章 工業地帯・大都市圏・国土の構造=中村剛治郎
――横浜・川崎・神奈川経済を事例とする比較分析
第Ⅱ部 日本の地方都市と地域システム
第3章 地方中枢都市の成長と成熟化=高原一隆
――福岡市と札幌市の比較を中心に
第4章 地方都市の内発的発展=佐無田 光
――金沢モデルの意義と展開
第5章 地方工業都市=榊原雄一郎
――自動車工業集積地域・愛知県西三河地域
第6章 商業集積と地域経済=鈴木 誠
――大垣市中心市街地・商店街の再生
第Ⅲ部 日本の農山村地域経済
第7章 中山間地域の内発的発展と主体形成=多田憲一郎
――岡山県新庄村の地域再生
第8章 農村リゾートと複合的発展=岡田知弘
――温泉のまち・由布院を事例に
第Ⅳ部 欧米の地域経済
第9章 ハイテク・ビジネス知識経済と地域経済=中村剛治郎
――アメリカ・シリコンバレーを事例に
第10章 「専門化」中小企業の地域ネットワーク=鎌倉 健
――イタリア・ボローニャの発展
第11章 ポスト工業化時代の都市再生と地域経済=中村剛治郎
――イギリス・バーミンガムを事例に
第12章 サステイナビリティと地域経済=佐無田 光
――ソーラー・シティに挑戦するドイツ・フライブルク
終 章 日本の地域政策=安東誠一
〈編者紹介〉
中村剛治郎 横浜国立大学教授
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