特集:有斐閣20世紀の名著 『書斎の窓』2000年12月号に掲載
小社のPR誌『書斎の窓』は,20世紀末尾の500号の刊行を記念し,あわせて今世紀の小社の歩みを振り返るよすがとして,本特集を組みました。ご活躍中の方々の著書は割合するなど,多くの名著を洩らしておりますが,一つの世紀にわたる出版活動の跡をお汲み下さい。
〈掲載書目一覧〉
『民法要義 (全5巻)』 梅 謙次郎著 (1900年完結) 岡 孝
『民法原論 (第1巻~第3巻)』 富井政章著 (1903~29年刊) 大村敦志
『無過失損害賠償責任論』 岡松参太郎著 (1916年刊) 浦川道太郎
『日本刑法』 牧野英一著 (1916~1924年刊) 土本武司
『合名会社社員責任論』 田中耕太郎著 (1919年刊) 田村諄之輔
『憲法撮要』 美濃部達吉著 (1923年刊) 高見勝利
『米国政治史序説』 高木八尺著 (1931年刊) 五十嵐武士
『株式会社発生史論』 大塚久雄著 (1938年刊) 神武庸四郎
『近世租税思想史』 島 恭彦著 (1938年刊) 宮本憲一
『現代大都市論』 奥井復太郎著 (1940年刊) 藤田弘夫
『法の窮極に在るもの』 尾高朝雄著 (1947年刊) 長谷川西涯
『司法権の優位―理論と実際』 高柳賢三著 (1948年刊) 渋谷達紀
『英米契約法』 田中和夫著 (1948年刊) 藤倉皓一郎
『不当利得の研究』 谷口知平著 (1949年刊) 平田健治
『国際法の基礎理論』 横田喜三郎著 (1949年刊) 山本草二
『社会政策 〔総論〕』 大河内一男著 (1949年刊) 伊藤セツ
『改訂 日本国憲法論』 佐々木惣一著 (1952年刊) 土井真一
『行政法の歴史的展開』 鵜飼信成著 (1952年刊) 宮崎良夫
『近代法における債権の優越的地位 』 我妻 栄著 (1953年刊) 川井 健
『株式会社法変遷論』 大隅健一郎著 (1953年刊) 今井 宏
『犯罪構成要件の理論』 小野清一郎著 (1953年刊) 小暮得雄
『都市社会学』 磯村英一著 (1953年刊) 佐藤健二
『産業における人間関係の科学』 尾高邦雄著 (1953年刊) 富永健一
『行政争訟の法理』 田中二郎著 (1954年刊) 高木 光
『共犯理論の研究』 斉藤金作著 (1954年刊) 曽根威彦
『近代プロイセン国家成立史序説』 高柳信一著 (1954年刊) 望田幸男
『債権法における信義誠実の原則』 鳩山秀夫著 (1955年刊) 池田真朗
『実体法と訴訟法』 兼子 一著 (1957年刊) 竹下守夫
『都市社会学原理』 鈴木栄太郎著 (1957年刊) 倉沢 進
『仮処分の諸問題』 吉川大二郎著 (1958年刊) 徳田和幸
『過失犯の構造』 井上正治著 (1958年刊) 井上祐司
『戦後日本の租税構造』 林 栄夫著 (1958年刊) 中桐宏文
『勢力論』 高田保馬著 (1959年刊) 間場寿一
『上訴制度の研究』 小室直人著 (1961年刊) 林屋礼二
『イギリス社会政策史論』 小川喜一著 (1961年刊) 樫原 朗
『日本国憲法成立史1~4』 佐藤達夫著 (1962~1994年刊) 大石 眞
『地租改正の研究』 福島正夫著 (1962年刊) 甲斐道太郎
『売主瑕疵担保責任の研究』 柚木 馨著 (1963年刊) 高木多喜男
『人格権の保護』 三島宗彦著 (1965年刊) 石田喜久夫
『身元保証の研究』 西村信雄著 (1965年刊) 中井美雄
『信託の研究』 四宮和夫著 (1965年刊) 道垣内弘人
『犯罪論の新構造(上・下)』 木村亀二著 (1966・68年刊) 阿部純二
『近代経済学の史的展開』 宮崎義一著 (1967年刊) 中村達也
『国家作用の理論』 清宮四郎著 (1968年刊) 樋口陽一
『損失補償制度の研究』 今村成和著 (1968年刊) 小高 剛
『天皇機関説事件 (上・下)』 宮沢俊義著 (1970年刊) 横田耕一
『フランス法概論 (全)』 野田良之著 (1970年刊) 山口俊夫
『捜査の構造』 田宮 裕著 (1971年刊) 渥美東洋
『刑事訴訟とデュープロセス』 田宮 裕著 (1972年刊) 渥美東洋
『憲法訴訟の理論』 芦部信喜著 (1973年刊) 戸松秀典
『ある法学者の軌跡』 川島武宜著 (1978年刊) 平井宜雄
« 著者より:『計画的戦争準備・軍需動員・経済統制』 本の紹介2(書斎の窓に掲載) | トップページ | 訂正:『国際経済学をつかむ』 »
« 著者より:『計画的戦争準備・軍需動員・経済統制』 本の紹介2(書斎の窓に掲載) | トップページ | 訂正:『国際経済学をつかむ』 »