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2007年10月 2日 (火)

新刊:『ライセンシング戦略』

163034 高橋伸夫・中野剛治/編著
『ライセンシング戦略――日本企業の知財ビジネス』

東京大学ものづくり経営研究

A5判並製カバー付,262頁,定価 2300 円(税込 2415 円)
ISBNコード 978-4-641-16303-4
2007年10月刊

◇ 「東京大学ものづくり経営研究」の第1弾 ◇

ライセンスをどのように経営戦略に組み込むか。これまで実務や手続きの側面を扱う書物が多かったライセンス問題を第一線経営学者がビジネスのあり方を問いつつ分析。編者自身のモティベーション論,能力蓄積の考え方に基づく五つの視点がユニーク。

〈目 次〉
第1章 ライセンス・ビジネス概論=高橋伸夫
 1 二つのきっかけ
 2 経営学的な五つの視点
  視点1:ライセンス・ビジネスにおける特許権の金銭的価値
  視点2:発明者自らが起業した場合の創業者利益
  視点3:リソース・ベース理論(RBV)からみた特許権の貢献度
  視点4:モティベーション理論からみた金銭的報酬
  視点5:ライセンス契約を核にしたアライアンス
 3 小 括
第2章 経営戦略としてのライセンシング=中野剛治・和久本芳彦
 1 ライセンスとは
 2 ライセンス交渉のプロセス
 3 ライセンシー側の技術開発
 4 ライセンサーとしての事業連携
 5 ライセンスにできること
第3章 技術移転の考え方=高橋伸夫・中野剛治
 1 研究資金と特許の帰属
 2 技術移転とTLO
 3 米国の技術移転
 4 ドイツ型技術移転
 5 日本の技術移転
 6 マーケッタビリティーの視点からの技術移転
第4章 ライセンス紛争とLinuxの奇跡=高橋伸夫・高松朋史
第5章 ソフトウェア・ライセンスと開発スタイル=八田真行

〈編著者情報〉
高橋伸夫 東京大学教授
中野剛治 東洋大学専任講師

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