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小西砂千夫/著
『地方財政改革の政治経済学――相互扶助の精神を生かした制度設計』
2007年7月刊
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『朝日新聞』(2007年7月29日)に書評が掲載されました(評者は,慶応大学教授・小林良彰氏)。
工藤章,橘川武郎,グレン・D.フック/編
『現代日本企業3 グローバル・レビュー』
2006年3月刊
『産業学会研究年報』(第22号,2006年)に書評が掲載されました(評者は,法政大学・小林清人氏)。
下谷政弘/著
『持株会社の時代』
2006年6月刊
『産業学会研究年報』(第22号,2006年)に書評が掲載されました(評者は,一橋大学大学院・橘川武郎氏)。
今月も教科書から学術書まで,また分野も幅広くお届けしていますが,形は違ってもいずれも社会の変化や諸問題に対して,学問が各領域から取り組む姿を垣間見られます。
「東京大学ものづくり経営研究シリーズ」の第一弾に『ライセンシング戦略』が登場。手続の側面ばかりが取り上げられてきたライセンスを知財ビジネスとして捉え直します。
社会が抱える問題に対して学術的に取り組んだ書籍に,高齢社会の相互扶助集団のマネジメントを解説する『セルフヘルプ社会』,うつ病に悩む人が増える中,心は遺伝するのか環境によるのか,といった課題に先端研究で迫る『精神疾患の行動遺伝学』があります。
現代社会を深く解明するためにもお薦めの歴史的分析の書として,「商人的対応」から日本の近代化の特質を問う『経済発展と両替商金融』,企業者,組織,環境の相互作用から生成されるシステムに注目した『ビジネス・システムの進化』,仏教と神道に日本人の福祉文化の源流を探る『日本民族の福祉文化基盤』が,また教科書では,基本アイデア,制度,先端研究まで網羅した『金融論』,学際的接近が必要な人間科学の方法論を説く『実践的研究のすすめ』が刊行されました。(F)
*弊社のPR誌『書斎の窓』(月刊)に掲載されている,当部の近況案内「編集室の窓」を転載しました。