編集室の窓:『書斎の窓』2006年7・8月号に掲載
まとまった時間が取れる夏休みこそ,1つのテーマに沿った学習の良い機会です。
5月20日の毎日新聞に,2050年にオゾンホールが消えるという国立環境研究所の予測記事が載りました。フロン規制の成果ということで,地球環境の保全のための世界的な取組みが着実な成果を上げている証拠ですね。私たちも,出版を通じて地球環境問題に関わっていこうと日々努力しています。
環境経済・政策学会あげての環境問題を理解する『環境経済・政策学の基礎知識』が7月に刊行されます。また,昨年から刊行を開始した環境問題を取り扱った重要文献の宝庫『リーディングス環境』も7月に最終巻が刊行予定で,全5巻が完結します。また今年はすでに,経済発展の著しいアジアにおける環境問題の現状と課題を捉えた『地球環境保全への途』,地球温暖化対策のための国際協力の制度設計に関する研究書『地球温暖化防止と国際協調』を刊行しています。
経済学や社会学から環境問題へアプローチするテキストや研究書・論文集,そして環境政策・政治に関する翻訳書,環境ホルモン,廃棄物や土壌汚染など個別の課題に切り込む問題意識溢れる本など,豊富なラインナップを備えています。ぜひご活用ください。(K)
*弊社のPR誌『書斎の窓』(月刊)に掲載されている,当部の近況案内「編集室の窓」を転載しました。