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2006年2月28日 (火)

本の詳細:『リーディングス環境 第2巻 権利と価値』

淡路剛久・川本隆史・植田和弘・長谷川公一/編
『リーディングス環境』
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第2巻 権利と価値
2006年2月刊
A5判上製カバー付,414頁,定価 4400 円(税込 4620 円)
ISBNコード 4-641-07188-8

環境問題は人間や社会にとって何が問題か,またなぜ問題なのか?
あるいは環境をめぐって社会問題化するのはなぜなのか?
こうした問いに関わる,環境をめぐる権利と価値,そして責任の問題を扱った重要論攷を体系的に精選・抜粋し編集解題を付した。

〈目 次〉
解題●植田和弘
―――――第1部 被害・損失・費用―――――
社会的費用の本質とその重要性
●K. W. カップ(篠原泰三訳)『私的企業と社会的費用:現代資本主義における公害の問題』より
環境被害論
●寺西俊一「〈環境被害〉論序説」淡路剛久・寺西俊一編『公害環境法理論の新たな展開』より
自動車の社会的費用
●宇沢弘文『自動車の社会的費用』より
被害の社会構造
●飯島伸子『環境問題と被害者運動』より
環境問題への社会学的視座
●舩橋晴俊「環境問題への社会学的視座:『社会的ジレンマ論』と『社会制御システム論』」『環境社会学研究』創刊号より
実践モデルとしての環境正義
●Ronald D. Bullard, Dumping in Dixie: Race, Class, and Environmental Quality, 2nd ed.(ロバート・ブラード〔原口弥生・長谷川公一訳〕『アメリカ南部諸州の投棄問題:人種・階級と環境の質』より)
環境破壊の構造とエリート主義
●戸田清『環境的公正を求めて』より
―――――第2部 環境権の考え方―――――
公共信託:環境権の新しい憲章
●J. L. サックス(山川洋一郎・高橋一修訳)『環境の保護:市民のための法的戦略』より
東京宣言
●国際社会科学評議会・環境破壊常置委員会主催の国際シンポジウムで公表された「東京宣言」(淡路剛久訳)より
環境権:確立のための提言と差止請求における位置づけ
●大阪弁護士会環境権研究会編『環境権』(真鍋正一訳,川村俊雄・滝井繁男訳)より
環境権の確立を求めて
●淡路剛久「環境権の確立を求めて」『公害研究』第20巻第10号より
環境権の内容
●沢井裕『公害差止の法理』より
環境行政法の位置づけ
●原田尚彦『環境権と裁判』より
法をわれらに(1973年8月~1974年3月)
●松下竜一『豊前環境権裁判』より
良好な環境を享受する権利
●畠山武道『アメリカの環境保護法』より
財産権とアメニティ
●E. J. ミシャン(都留重人監訳)『経済成長の代価』より
―――――第3部 自然の権利―――――
自然の権利
●ロデリック・F. ナッシュ(松野弘訳)『自然の権利:環境倫理の文明史』より
動物の権利の擁護論
●トム・レーガン(青木玲訳)「動物の権利の擁護論」小原秀雄監修,鬼頭秀一ほか編・解説『環境思想の系譜 3 環境思想の多様な展開』より
倫理と自然物の権利
●K. S. シュレーダー - フレチェット(谷本光男訳)「倫理と自然物の権利」シュレーダー - フレチェット編(京都生命倫理研究会訳)『環境の倫理』より
樹木の当事者適格:自然物の法的権利について
●クリストファー・ストーン(岡嵜修・山田敏雄訳)「樹木の当事者適格:自然物の法的権利について」『現代思想』1990年11-12月号より
―――――第4部 環境の価値―――――
環境倫理確立をめざして
●都留重人『環境教育:何が規範か』より
環境評価の共通問題
●鷲田豊明『環境評価入門』より
エコロジー的評価と経済的評価
●J. マルチネス - アリエ(工藤秀明訳)『エコロジー経済学』増補改訂新版より
価値のエコロジカル・モデル
●間瀬啓允『エコフィロソフィ提唱:人間が生き延びるための哲学』より
環境危機とディープ・エコロジー運動
●アルネ・ネス(斎藤直輔・開龍美訳)『ディープ・エコロジーとは何か:エコロジー・共同体・ライフスタイル』より
共に生きる
●森崎和江『いのちの素顔』より
―――――第5部 環境と所有・責任―――――
共有地の悲劇
●ギャレット・ハーディン(桜井徹訳),K. S. シュレーダー - フレチェット編(京都生命倫理研究会訳)『環境の倫理』より
人口爆発と環境危機の真実
●バリー・コモナー(松岡信夫訳)『地に平和を:エコロジー危機克服のための選択』より
アメリカ法における緑の所有権論
●吉田邦彦「環境権と所有理論の新展開」山田卓生編集代表,藤岡康宏編集『新・現代損害賠償法講座』第2巻(吉田『民法解釈と揺れ動く所有論』収録)より
そこに住む者の権利
●鳥越皓之「そこに住む者の権利」三戸公・佐藤慶幸編『環境破壊』より
環境社会学の所有論的パースペクティブ
●池田寛二「環境社会学の所有論的パースペクティブ:『グローバル・コモンズの悲劇』を超えて」『環境社会学研究』創刊号より
コモンズとしての熱帯林
●井上真「コモンズとしての熱帯林:カリマンタンでの実証調査をもとにして」『環境社会学研究』第3号より
損害賠償の経済分析
●浜田宏一『損害賠償の経済分析』より
事故の費用
●グイド・カラブレイジ(小林秀文訳)『事故の費用:法と経済学による分析』より
土壌汚染浄化法
●大塚直「土壌汚染浄化法政の現状と課題」加藤一郎・森島昭夫・大塚直・柳憲一郎監修,安田火災海上保険(株)・(株)安田総合研究所編『土壌汚染と企業の責任』より
循環経済および廃棄物法
●松村弓彦「循環経済及び廃棄物法:循環経済の促進及び廃棄物の環境に適合した処分の確保に関する法律」『主要国における最新廃棄物法制』(『別冊NBL』48号)より

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