本の詳細:『イギリス外交史』 細目次
佐々木雄太・木畑洋一/編
『イギリス外交史』
2005年4月刊
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〈目 次〉
序 章 歴史としてのイギリス外交 ◆細谷雄一
――国際体制の視座から
1 イギリス外交とは何か
2 国際体制とイギリス外交
3 外交におけるバランス
4 戦後世界と「三つのサークル」
第1章 イギリス外交の源流と伝統 ◆君塚直隆
――ナポレオン戦争からウィーン体制期まで
1 「不実のアルビオン」からの脱却
2 会議体制の定着と変容
3 パーマストン時代の外交
第2章 パクス・ブリタニカから世界戦争へ ◆松本佐保
――転換期のイギリス外交
1 イギリス外交と「ビスマルク体制」
2 ソールズベリの外交
3 「光栄ある孤立」から世界戦争へ
第3章 世界大戦の時代 ◆後藤春美
――1914~40年
1 第一次世界大戦の衝撃
2 ヴェルサイユ体制と平和維持の模索
3 1930年代の危機
第4章 両超大国の狭間で ◆細谷雄一
――1940~56年
1 第二次世界大戦から冷戦へ
2 冷戦と国際危機
3 戦争と緊張緩和
第5章 苦悩するイギリス外交 ◆橋口 豊
――1957~79年
1 新たな外交のアイデンティティを求めて
2 帝国=コモンウェルスからヨーロッパへ
3 ヨーロッパになり切れないイギリス
第6章 「鉄の女」の外交政策 ◆佐々木雄太
――1979~90年
1 サッチャー政権とフォークランド戦争
2 サッチャー政権の外交課題
3 冷戦・デタントと英米関係
4 サッチャー外交の行き詰まり
第7章 欧州統合の深化を前に ◆木畑洋一
――冷戦後の時代 1990年代
1 マーストリヒト条約をめぐる対立
2 冷戦終結後の世界情勢とイギリス
3 ブレア労働党政権の外交
第8章 混迷のなかの出発 ◆木畑洋一
――21世紀のイギリス外交
1 対テロ戦争とイギリス
2 欧州統合をめぐる逡巡
3 21世紀世界の中でのイギリス
さらに読み進む人のために(文献案内)
外務省創設以後のイギリス歴代首相・外相
海外関係の省庁
イギリス外交史を研究するための資料館案内
関連年表
事項索引
人名索引
Column
① イギリス外務省の成立
② カースルレイとカニング
③ パーマストンと外務省
④ イギリス帝国の衰退をめぐる論争
⑤ 外務省改革と官僚権限の強化
⑥ 第一次世界大戦の起源をめぐる論争
⑦ 第一次世界大戦の記憶
⑧ 3人のチェンバレン
⑨ 宥和政策評価の変化
⑩「国際連合」創設をめぐる動き
⑪ アーネスト・ベヴィン
⑫ イーデンとダレス
⑬ ヴェトナム戦争をめぐる英米首脳間の対立
⑭ 帝国 = コモンウェルスとの新たな関係
⑮ サッチャリズム
⑯ テロとの戦い――"never, never give up"
⑰ イギリスのドイツ・イメージ
⑱ イギリス独立党(UKIP)
⑲ ブレアの外交政策決定スタイル