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2004年8月31日 (火)

編集部員より:『心理学』 担当編集者より

無藤 隆・森 敏昭・遠藤由美・玉瀬耕治/著
『心理学』(New Liberal Arts Selection)

2004年3月刊
→書籍情報はこちら

担当編集者からのメッセージを掲載いたしました。

 

◇ 『心理学』(New Liberal Arts Selection) 担当編集者より

心理学はいま人気です。私たちにとって身近な「心」の学問。しかしその身近さゆえに学問としての難しさもあると聞きます。さまざまな領域と関連する奥の深い学問です。大学でも人気の講義では立ち見も出るほどです。書店の「心理学」のコーナーに行けば,小社に限らず,さまざまな出版社から工夫を凝らした,またおもしろい入門書から専門書まで幅広く刊行されています。

最近海外の大学で学ぶ方も増えているようですが,こういう声を聞いたことがありました。「日本の教科書はものたりない」。はて,どういうことでしょうか? 実際に欧米の教科書を見てみるのが早そうです。例えば,欧米で人気のある心理学の入門テキストに「Atkinson & Hilgard's Introduction to Psychology, 14th edition.」があります。日本の一般的な本よりも大きい縦27.4cm,横21.5cm,総ページ数は700ページを超えます。まず分量に圧倒されますが,なかを開くと最新の情報が盛りだくさん,ふんだんな写真や図表,さらにフルカラー印刷,CD-ROMつき,……。日本語でも第13版がブレーン出版から翻訳書が刊行されました。欧米の多くの教科書は,こうした手の込んだつくりがなされています。学問の広がり,おもしろさが紙面や電子媒体からあふれんばかり。日本の大学教科書を出している出版社もさまざまに工夫して,何とかおもしろい,魅力的な教科書をつくろうと試行錯誤の毎日です。なのに,どうしてこんなに違いがあるのでしょうか?

理由はいろいろあるようです。英語の教科書は世界中で売れますが,日本語の教科書は日本でしか売れません(マーケットの大きさの差),欧米の大学は単位の認定が厳しく,学生も予習・復習に日々大忙しですが,日本では,もちろん一概にはいえないかもしれませんが,学生にそこまで厳しくはできない(大学での単位認定の問題)……。

今回刊行したこの『心理学』は,総頁600ページ,二色刷り,ふんだんな図表など,欧米の教科書に負けない教科書を目指してつくられました。もっと情報を入れたい,もっと写真を入れたい,もっとカラフルにしたい,webで情報を発信できないか,などなどできてみるとさらにやりたいことが出てきました。ですが,非常に特色ある教科書の1つになったのではないかと思っています。

こうした教科書を使った講義が広まるといいなあ……。でも半期の講義では分量が多いかな……。でもこれで学生さんに勉強してほしいなあ……。さまざまな期待と不安を抱きつつ,この本のお手伝いをさせていただきました。ぜひ一度手に取ってご覧いただければと思います。                                        

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