編集部員より:『心理学』 担当編集者より
無藤 隆・森 敏昭・遠藤由美・玉瀬耕治/著
『心理学』(New Liberal Arts Selection)
2004年3月刊
→書籍情報はこちら
担当編集者からのメッセージを掲載いたしました。
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無藤 隆・森 敏昭・遠藤由美・玉瀬耕治/著
『心理学』(New Liberal Arts Selection)
2004年3月刊
→書籍情報はこちら
担当編集者からのメッセージを掲載いたしました。
森田朗・大西隆・植田和弘・神野直彦・苅谷剛彦・大沢真理/編
『分権と自治のデザイン』(新しい自治体の設計1)
2003年8月刊
はしがきを掲載いたしました。
森田朗・大西隆・植田和弘・神野直彦・苅谷剛彦・大沢真理/編
『分権と自治のデザイン』(新しい自治体の設計1)
2003年8月刊
章構成と執筆者一覧
1章 「自治体」のイメージとその変化 森田 朗(東京大学)
2章 パブリック・セクターの変容 稲継裕昭(大阪市立大学)
3章 新しい自治の枠組み 辻 琢也(政策研究大学院大学)
4章 これからの都市と農村──自立と連携のガバナンス 礒崎初仁(中央大学)
5章 自己決定の制度 岩崎恭典(四日市大学)
6章 自治の担い手 宮崎伸光(法政大学)
7章 地域社会のメンバー 木原佳奈子(熊本県立大学)
8章 自治の資源とその管理 金井利之(東京大学)
9章 財源と財政調整──負担とサービスのあり方 池上岳彦(立教大学)
10章 「新しい自治体」のイメージ 岩崎美紀子(筑波大学)
新しい自治体の設計 《全6巻》
〔A5判並製カバー付/平均280頁〕
政治・経済・社会を統合する,人間の生活の「場」としての自治体をデザインする。政策分野別に編集され, さまざまな政策にそくして,立案→実行→評価のための新しい発想とツールを提案します。
[編集委員]
森田 朗 (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
大西 隆 (東京大学先端科学技術研究センター教授)
植田和弘 (京都大学大学院経済学研究科教授)
神野直彦 (東京大学大学院経済学研究科教授)
苅谷剛彦 (東京大学大学院教育学研究科教授)
大沢真理 (東京大学社会科学研究所教授)
9月刊行予定の中で,かつても今も社会科学の最も大きな研究課題である日本の「近代」をとらえ,より一歩進んで興味深く学べる本をご紹介します。
まず猪木武徳先生著『文芸にあらわれた日本の近代』です。第一級の労働経済学者であり,経済思想にも造詣の深い著者が,文芸作品の中から日本の近代の実像を映し出します。太宰治『斜陽』,谷崎潤一郎『痴人の愛』,小林多喜二『蟹工船』,大岡昇平『野火』などに描かれた「近代」とはなにか。先生の深い洞察を味わってください。従来の日本経済史にはなかった視座を提供します。
2つ目は,ややハイレベルですが,都市社会学の気鋭の学者吉原直樹先生著『時間・空間で読む近代の物語』です。近代の徹底化は,幾何学的に均一・等質な空間ではなく,個にとっての「生きられた空間」を,また,直線的に経過するクロックタイムとは異なる「循環する時間」を浮かび上がらせました。この時間と空間の<ゆらぎ>のありようを歴史・具体的に見ることで,近代の見直しをさらに進めるとを意図しています。社会学の新しい地平を切り拓く一冊です。 どうぞご期待ください。(K)
*弊社のPR誌『書斎の窓』(月刊)に掲載されている,当部の近況案内「編集室の窓」を転載しました。