編集室の窓:『書斎の窓』2003年6月号に掲載
今年のわが部の有力新企画のひとつ『新しい自治体の設計』(全6巻)がいよいよ刊行開始となります。地方分権の時代が叫ばれる現在,分権型社会の実現へ向けて,その内実となる自治体の政策設計の構想力と実行力が問われています。本シリーズでは,こうした時代のニーズを背景に,政治・経済・社会を統合する,人間の生活の「場」としての自治体のあり方を多面的にとらえ,政策分野ごとに立案・実行・評価のための新しい発想とツールを提案しています。
「新しい地域社会のかたち 変化の夢と予感を現実に」をキャッチフレーズとし,第1巻「分権と自治:ガバナンスの公共空間」,第2巻「都市再生:快適・安全の空間形成」,第3巻「持続可能な地域社会:生存とアメニティの公共空間」,弟4巻「自立した地域経済:生産と生活の公共空間」,弟5巻「創造的コミュニティ:教育と文化の公共空間」,第6巻「ユニバーサル・サービス:福祉と共生の公共空間」という斬新な巻構成によって,新しい自治体のデザインが具体的に探求されています。
自治体職員はもとより,地域を支える多くの団体・グループの方々などに一読をお勧めいたします。(I)
*弊社のPR誌『書斎の窓』(月刊)に掲載されている,当部の近況案内「編集室の窓」を転載しました。