編集室の窓：『書斎の窓』2003年4月号に掲載
キャンパスの芝生も色づきはじめ，大学も期待に胸を膨らませた多くの新入生で賑わう時期となりました。高校から大学へ，そこで学ぶ知識はどこが違ってくるのでしょうか。一言で言えば，理解から思考への転換ではないかと思います。現実との緊張関係をもって，知識の獲得が同時に深く考えることにつながるような，そんな新入生の期待に応える優れた大学テキストを提供していきたいものだと念願しています。
新学期を控え，好評の《アルマ・シリーズ》の改訂・新版化が目白押しです。『経済学・入門（第２版）』『What’s経済学（新版）』『国際政治経済学・入門（新版）』『はじめて出会う政治学（新版）』『現代政治学（新版）』『はじめての社会保障（第２版）』『財務会計・入門（第３版）』『新しい人事労務管理（新版）』など，リニューアルされた新テキストの一層のご愛顧をお願い申し上げます。
金井一頼・角田隆太郎編『ベンチャー企業経営論』が平成一四年度中小企業研究奨励賞を，石井淳蔵・厚美尚武編『インターネット社会のマーケティング』が第一八回電気通信普及財団賞（テレコム社会科学賞）奨励賞を受賞いたしました。どちらも質の高い力作です。是非，ご一読ください。（I）
＊弊社のPR誌『書斎の窓』（月刊）に掲載されている，当部の近況案内「編集室の窓」を転載しました。