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2002年10月 1日 (火)

編集室の窓:『書斎の窓』2002年11月号に掲載

小泉内閣の発足後早くも1年半が経過しましたが,すでに「聖域なき構造改革」の旗印は色褪せ,改革は遅々として進んでいないのが現状です。日本経済の構造改革がいかに難しく,複雑かつ構造的にやっかいな問題を抱えているかは,改革の遅延によっても,あるいは改革の進捗に伴う景気悪化の懸念からも,株価が下落するというジレンマ的状況に象徴的に現れています。

こうしたなかで,構造改革・財政改革について積極的なご主張・提言をなされている神野直彦先生のご著書『財政学』が刊行されます。経済・政治・社会を媒介環として,幅広い視点から財政を捉え直し,総合的社会科学としての「財政学」の復権をめざした,待望久しい時機を得た本格的テキストです。

経済学者のシュンペーターは,政治システムや経済システムが危機に陥る歴史的転換期には,その危機が財政危機として発生し,そのため財政を分析することが社会分析の最良の手段となる趣旨のことを述べています。こうした視点からも,本書は,財政の基礎理論と制度・現実を理解することを通じて,構造改革のあり方をより深く根本から考える恰好の材料を提供してくれています。是非ご一読をお奨めいたします。(I)

*弊社のPR誌『書斎の窓』(月刊)に掲載されている,当部の近況案内「編集室の窓」を転載しました。

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