編集室の窓：『書斎の窓』2002年1・2月号に掲載
2001年も多くの書籍を刊行させていただきました。大学テキストは果たして先生方や学生さんのニーズに的確に応えたものになっていただろうか，また研究書の刊行は学界の研究活動へどの程度インパクトをもったものだったろうか，あるいは新しくスターとした企画はどの程度読者に迎え入れられただろうか等々，いろいろ反省すべき点ややり残したことへの多くの思いと，今年への構想・期待の交錯するなかで，これから一年の出版活動に思いを巡らせています。
昨年後半期も，３点の書籍が賞をいただくことができました。齋藤誠著『金融技術の考え方・使い方』が第44回日経・経済図書文化賞，諸富徹著『環境税の理論と実際』が第２回ＮＩＲＡ大来政策研究賞（一般図書の部），岸志津江・田中洋・嶋村和恵著『現代広告論』が2001年度広告学会賞（教育啓蒙部門）です。
これを機に，今年も良書の刊行に向けて一層の努力をすべく，部員一同決意を新たにしています。（Ｉ）
＊弊社のPR誌『書斎の窓』（月刊）に掲載されている，当部の近況案内「編集室の窓」を転載しました。