編集室の窓:『書斎の窓』2001年9月号に掲載
猛暑の日が続いています。わが部でも今年後半の刊行計画の実現に向け,暑さにも負けず部員一丸となって奮闘している最中です。なかなか思うようにお原稿がいただけないなど悩みや苦労も尽きませんが,反面で,編集という仕事には楽しいことも多いものです。
編集者冥利の第一は,何といっても,自分のイメージした企画が現実の本というかたちとしてできあがってきたときの快哉でしょう。またそれが想定した読者ニーズにフィットして,多くの方々に迎えられたときの喜びも格別です。優れた著者の業績の出版のお手伝いをさせていただくのも,楽しさのひとつといってよいでしょう。
今年の上半期は,小川孔輔著『マーケティング情報革命』と高橋伸夫著『鉄道経営と資金調達』の2冊が,それぞれ第一六回電気通信普及財団賞(テレコム社会科学賞)奨励賞と第26回交通図書賞をいただくことができました。関心をおもちの方でまだお読みいただいていない方は,是非ご一読ください。
今後も,良書を多くの読者にお届けできるよう,尽力していく所存です。(I)
*弊社のPR誌『書斎の窓』(月刊)に掲載されている,当部の近況案内「編集室の窓」を転載しました。